アンコールワットに「ステゴサウルス」!?
カンボジアが誇る世界遺産アンコールワット。9世紀から11世紀に建設された寺院です。アンコールワットの周辺には複数の遺跡が存在します。
その中でも必ずと言っていいほどみんなが訪れる遺跡の中にタ・プロムがあります。タ・プロムは、1860年に再発見されたときそのままに、祠堂や回廊がガジュマルの一種のスポアンの大樹に覆い尽くされた状態の姿を見せてくれます。
このタ・プロム遺跡の彫刻の中に恐竜がいるという噂を聞き、恐竜探しに!
巨大な遺跡の中のたったひとつだけある恐竜のリリーフとは…!?
敷地にいた案内の方、ガイドさんなどに聞き、見つけました。
恐竜ではなく、サイではないか…など、ささやかれているようですが真相はいかに。
カンボジアの首都プノンペンから車で約3時間離れたところにあるカンポット州で実施している「農村部の障害児のライフスキル向上プロジェクト」は今年で3年目に入ります。
スタートした年の2022年は、30人の障害がある子どもたちが放課後教室であるチルドレン・スタディ・クラブに通っていました。
2024年度は、18人増えて48人となりました。
48人の子どもたちの障害の種類
クラブで学ぶ子どもたちの障害の種類はさまざまです。学び方や速度もそれぞれなので、各クラブにコミュニティ教員を配置して、一人ひとりに向き合いながら、学校での勉強をサポートしています。
チルドレン・スタディ・クラブの充実に向け整備をしました
子どもたちが増えたことを受け、チルドレン・スタディ・クラブに机と椅子、本などの教材の充実化を図りました。
去年から取り組んできた電子書籍も今年中には届けられるように進めています。
今年度計画している事業内容です
① チルドレン・スタディ・クラブ(CSC)の運営【場所をつくる】
学校の授業にはついていけないが、適した形で何度も学ぶことで知識を習得が可能となる。放課後に学ぶCSCを運営する。CSCには教育局から指導を受けたコミュニティ教員を配置し、月曜日から金曜日まで子どもたちを受け入れる。
② モデル図書室とCSC内の読書環境の整備【教材を揃える】
エファの現地カウンターパートである現地NGOのオフィスに隣接するダムナックアンピルCSCにモデル図書室を整備する。紙の本だけではなく、障害児用に読み上げなどの機能が備わった電子図書も置く。また他2か所のCSCにも、図書コーナーをつくる。
今年より、図書室担当を配置し、図書室の運営はもちろん各CSCを巡回し、移動図書館活動を実施する。図書室担当及びCSCの教員向けに、図書館の運営、図書館での活動に関する研修会を実施する。
農村部における障害児サービスを提供するモデル図書室として整備する。
③ 教材の購入、開発【情報を届ける】
図書室用にカンボジアで出版されている絵本などの図書を購入し配架する。また、日本の専門家と協働で、タブレットで読めるカンボジア語のデジタル図書の開発を行う。デジタル図書はカンボジア教育省も高い関心を持っているので、情報提供やデモンストレーションを行う予定。
④ インクルーシブ教育のトレーニングコースの受講【教員の理解促進】
カンボジア教育省が主催する、カンポット州で年に4回開催される「インクルーシブ教育のトレーニングコース」にCSCのコミュニティ教員3人とカウンターパートのNGOの職員を派遣する。
⑤ 保護者に向けた研修会【保護者の理解促進】
48人の児童の保護者に向け、障害について理解や保護者に役割などを伝える2日間のトレーニングを実施する。
⑥ 生計向上のための家庭菜園事業【保護者の理解促進】
障害児の家族の収入向上、家計の食費の削減のために家庭菜園をつくる。野菜を育てるための技術を伝える研修会を開催し、その後、苗や種を配布する。2024年度は、6家族をモデルとして実施し、検証する。翌年よりほかの家族にも広げていく。
応援をよろしくお願いします!
能登半島地震から5ヵ月-能登半島3市、2町のいま
4月14~16日に能登半島を回り、読書環境についての調査を行った鎌倉の報告会を、5月1日(水)19:00~20:00に、オンラインで開催しました。
メディアでの報道が減り、なかなか情報が入らない状態ですが「いまの能登半島の状況」をお伝えしました。
当日の様子を限定公開しましたのでぜひご覧ください。
※報告者の鎌倉が、東日本大震災後に岩手県で4年間事業を担当していたこともあり、石川県を岩手県と間違えて発言している箇所があり申し訳ございません。心からお詫び申し上げます。
カンボジア、ラオス、ベトナムで本の活動をしてきたエファとして何ができるのか模索しています。皆さまからのアイディア、応援をいただけると心強いです。
一緒に考え、歩んでいただけると幸いです。アイディアなどは、メールでお寄せください!
エファジャパンメール
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【エファ・シンポジウム2024のお知らせ】アクセシブルな社会へ~本の飢餓の解決に向かって~
https://www.efa-japan.org/post-17461/
エファジャパン20周年記念特設サイト
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