誰もがダイヤモンド!
障害のある子どもたちが放課後に通うカンボジアのチルドレン・スタディ・クラブ
アングマックプリアンプのクラブの子どもたち16人が、1月の試験に全員合格しました!
カウンターパートのカンボジアのNGOであるCADDPのサム・オーウンさんは、「誰もがダイヤモンド」といっていました。
これからも一人ひとりの子どもたちを見つめながら、事業を行ってまいります。
みんな、がんばりました!
農園が障害児の職業体験に
エファは、カンボジアの団体CADDPと、障害がある子どもたちへの教育支援を行っています。
放課後教室の運営だけではなく、収入向上のために農園づくりのトレーニングを行っています。農業関係の集合村の部署に協力いただき、農薬を使わない野菜づくりをはじめています。
市場で売って、収入を得られる家が出てきました。まだ販売できなくても、農園の野菜のおかげで自給自足ができるため、月に60ドル支出が減ったという家もあります。
なにより、障害がある子どもたちが農園を世話するだけではなく、買いに来た人に、「自分で畑から野菜を取って売る」という職業訓練につながっていました。
お客さんにお礼を言われたり、お金を受け取ったりして、嬉しそう!
バランスよく食べて体の健康を維持してもらいたい。そして、生活を安定してもらいたいと願っています。
世界遺産を見て思うこと
カンボジアといえばアンコールワットが有名ですが、いたるところに遺跡が点在しています。
エファがカンボジアのNGOであるSCADPと協働して事業を行っているプレアビヒア州には、「プレアビヒア寺院」という遺跡があります。
タイとカンボジアの国境にあるこの遺跡は9世紀末にクメール人によって建設され、11世紀に増築されました。
ポル・ポト時代の後、主なポル・ポト派の将軍や兵隊たちが潜伏したエリアでもあります。
プレアビヒア寺院は、2008年7月に世界文化遺産として登録されました。
この遺跡を巡り2011年にはタイとカンボジアの間で武力衝突が起こり、多くの避難民を生み出しました。いま、治安は落ち着いています。
カンボジアの首都プノンペン市から約400キロ、アンコールワット遺跡があるシエムリアップから120キロ離れているため、気軽に行ける遺跡ではありません。
でも、山の頂上にあるこの遺跡から広がる光景を、ぜひ見ていただきたいです。
私、鎌倉が初めてカンボジアに来た1997年。
まだポル・ポトが生きていたこともあり、プレアビヒアは立ち入れない場所でした。
当時カンボジアにいた日本人から、プレアビヒア州は「地雷、マラリア、ポル・ポト」という3大課題がまだ残るので、立ち入れないといわれました。
そのようなこともあり、プレアビヒア州に行くたびに、不思議な気持ちになります。
ただ地雷原はまだ残り、撤去作業はいまなお続いています。
子どもたちが「自分ものがたり」を描ける社会に
エファの実現したいビジョンは、「すべての子どもたちが可能性と創造性を発揮し『自分ものがたり』を描ける社会」です。
パートナーの皆さまには、エファと共に歩んでいただきながら、子どもたちの成長や社会の変化を見守っていただきたいと思います。
また、アジアの子どもたちと支え合い、共感し合い、理解し合うことを通じて、皆さまご自身の「自分ものがたり」も描いていただくことを目指しています。
パートナーからの寄付金は、その時々に最も必要な事業・活動へ使わせていただきます。
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発行人:伊藤道雄
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