こんにちは。エファジャパン事務局です。
10月23日から28日まで、事務局長・関と 海外事業担当・鎌倉がラオスを訪問し、情報文化観光局との会議、小学校への視察を行いました。
思えば今年2月にカンボジアに出張した際、成田空港は がらからでした。それから8カ月がたち、水際対策も緩和されたためか、空港は人であふれかえっていました。
しかしまだ、海外への渡航に不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
エファでは、現地と日本をつなぐイベントの支援や、現地の様子をお伝えするオンライン報告会を開催しています。現地の子どもたちと皆さんとをつなぎ、交流できる機会をこれからもつくってまいります。
去る10月29日(土曜日)、自治労熊本県本部様による日本とカンボジアをつないだオンラインイベント「オンラインDEスタディツアー」が開催されました。
自治労熊本県本部様には、タイ国境にある カンボジア王国 プレアビヒア州のノンフォーマル教育支援事業にご支援をいただいています。
今回は、プレアビヒア州で活動を協働で行っている現地のNGO、SCADPが運営する児童保護施設の子どもたちと、熊本県の自治労組合員とそのご家族が交流しました。
最初にエファジャパンより、カンボジアの歴史の紹介や、カンボジアの母語である クメール語の講座を行いました。 その後、日本の子どもたちに、画面越しではありますが カンボジアの子どもたちへクメール語で自己紹介してもらいました。
続いて、カンボジアの子どもたちから、学校に持って行っているもの、日々の暮らしの中で使っている生活用品の紹介がありました。紹介された大きな鍋の中には、豚肉と卵の煮物が入っていました!
その後の交流タイムでは、カンボジアと日本の子どもたちから 「学校は何時から始まるの」「学校にはどのようにして行っているの」「一日に何食、食べているの」など、たくさんの質問が交換されていました。
日常生活で覚えておくと便利なクメール語の講座を実施
カンボジアの子どもたちからは、学校で使っている教科書の紹介が
最後には「またオンラインで、でも、できれば直接会える時が来るといいな」 「日本だけではなく、海外について調べていきたい」という感想もいただきました!
両国の理解、そして友情が深まる機会になったのではないでしょうか。
主催をいただいた自治労熊本県本部の皆さま、ありがとうございました。 また、2回目、3回目のオンラインDEスタディツアーも ご一緒に開催できたら幸いです。
カンボジアにおいて、1970年から1998年まで続いた内戦は、多くの図書館と本を奪いました。内戦終了から30年経つ現在も、子どもたち、特に障害児の生活や教育にその爪痕が残されています。
エファは、困難な状況におかれるアジアの子どもたち(特に女の子や障害児)が安心安全に過ごせる居場所と、自分たちの力で未来を拓くために必要な教育機会を届ける活動を行っています。
教育の復興が進む今も、特に農村に暮らす子どもたちや障害がある子どもたちなどは、いまだ大きな教育格差の中にあります。
エファは、このような子どもたちに生きる力を届けてくれる「本」「図書」の力と可能性を信じています。
エファジャパンは、11月29日(火曜日) オンラインにて、カンボジアにおける「本の飢餓」と支援の取り組みをテーマにイベントを開催します。
今回のイベントでは、こうした開発途上国の図書の現状と、アクセシブルな図書作りの現場についてご報告します。
マルチメディアDAISY版での本イベントのお知らせはこちらから!
https://www.efa-japan.org/wp/event/20221129/
<イベント概要>
■ タイトル:
戦争が加速させる本の飢餓- 30年内戦を経験したカンボジアでのアクセシブルな図書づくり
■ 日時:
2022年 11月29日 (火曜日) 19:00~20:00
■ 場所:
オンライン開催(Zoom)
■ 入場料:
無料
■ プログラム:
19:00 開会の挨拶・エファジャパンの紹介
19:10 「本の飢餓」とインクルーシブ教育
19:20 カンボジア農村部の障害児のライフスキル向上プロジェクト
19:40 質疑応答
19:50 閉会の挨拶
■ イベント詳細とお申し込みはこちら
(図書館界最大のコンベンション「図書総合展」サイトへ遷移します)
https://www.libraryfair.jp/forum/2022/568
ご不明な点は、事務局までお気軽にご相談ください。