NGO労働組合国際協働フォーラムは、エファジャパンをはじめとした国際協力NGOと労働組合が協働で運営しているネットワークです。NGOと労働組合がお互いの強みを活かして協働することで、地球規模課題の解決に貢献し、公正ですべての人々の可能性を開くことができるグローバル社会の形成と市民社会の強化を目指しています。設立されたネットワークは、今年で20周年を迎えました。
今般、本フォーラムの20周年を記念して「ビジネスと人権」をテーマにシンポジウムを開催します。持続可能な開発目標(SDGs)やESG(環境・社会・ガバナンス)に関心が向かう中、「ビジネスと人権」は重要なテーマとなりました。また企業活動に人権リスクを抑える努力を求める「人権デューデリジェンス(企業が事業活動や製品・サービスの提供において、人権リスクを特定し、その防止・軽減に取り組む一連の取り組み)」が重視されるようになりました。
新疆ウイグル自治区やミャンマーなどでの企業活動に伴う人権侵害が注目されていることもあり、ビジネスと人権の問題は海外で起きていると思われがちです。しかし、日本国内における労働者の権利侵害・ハラスメント・差別・外国人労働者への人権侵害などもビジネスと人権の問題です。労働組合は密接・長期に企業に関係することなどから、企業活動における特別なステークホルダーであり、ビジネスと人権について、労使関係を通じた使用者側への働きかけや他のステークホルダーとの連携などに積極的に取り組む責任があります。国内外で、人権侵害の課題に取り組み、当事者を支援しているNGOと労働組合が協働することで、人権デューデリジェンスを推進することが可能となります。
このシンポジウムでは「ビジネスと人権」をテーマに、「外国人人材」と「児童労働」に取り組むNGOと労働組合から互いの取り組みを報告し、NGOと労働組合の益々の協働の可能性について対話します。シンポジウムの後にはフェアトレード商品をご用意して交流と名刺交換の機会を設けますので、NGOと労働組合の出会いの場としても活用してください。ぜひ多くの皆様にご参加いただければ幸いです。
日時 | 2024年11月1日(金)15:00~17:00 |
会場 | 連合会館(3階AB会議室) 東京都千代田区神田駿河台3-2-11 |
定員 | 60名 |
対象 | 労働組合関連者、NGO関係者など |
主催 | NGO労働組合国際協働フォーラム |
1.課題提起:労働組合とNGOが一緒にビジネスと人権に取り組む必然性 講師:(労組)連合国際政策局 星野 裕一、(NGO)ACE 代表 岩附 由香 |
2.パネルディスカッション:「外国人人材」と「児童労働」 ビジネスと人権のサブテーマである「外国人人材」と「児童労働」について、 NGOと労働組合の双方から、双方の視点と取り組み事例をご紹介します。 ・外国人人材:NGO:シェア=国際保健協力市民の会/労働組合:UAゼンセン ・児童労働: 労組側とNGO側双方から事例紹介します(講師調整中) |
日時 | 2024年11月1日(金)17:00~18:00 |
会場 | シンポジウム会場 |
目的 | NGOと労働組合の名刺交換の場とする |
飲食 | フェアトレードコーヒーとお菓子を提供予定 |
参加費 | 無料 |
こちらのフォームからお申込みください。
※申し込み締切:10/25金 ただし定員になり次第締め切ります。
NGO側事務局
(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)
〒169-0051 新宿区西早稲田2-3-18 アバコビル5F
メール:ngorouso@janic.org
労働組合側事務局
日本労働組合総連合会(連合)国際政策局
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
メール:jtuc-kokusai@sv.rengo-net.or.jp