2014年度にご協力いただいた書き損じハガキによる支援第三弾を、ラオス・セコン県で実施しました。セコン県子ども文化センター(CCC)は、2010年にエファジャパンが外務省の助成金を得て設立した、日本の児童館のような施設です。伝統舞踊や音楽、図画工作、環境教育など、学校では実施されない様々な活動を通して、学校教育を補完し、子ども達が主体的に参加する場を提供しています。ラオス政府が各県に作ることをめざしていましたが、エファジャパンによるセコン県への設置により目標は達成されました。
どの地域のCCCも、大きな課題は予算不足です。活動に使う消耗品や備品の追加・補充ができないため、いずれ多くの活動を休止せざるを得なくなり、放課後にCCCを訪れる子ども達も減っていきます。セコン県CCCに対しては、前回2014年の夏に活動用具を補充しましたが、1年以上が経ち不足するものが出てきました。
今回寄贈したのは、サッカーボールやバドミントンなどのスポーツ用品、伝統舞踊の衣装、クレヨンや絵の具、紙、ノート、のりなどです。ジュニアリーダー(高校生ボランティア)の女子生徒は、「活動用具を寄贈していただいてありがとうございました。大事に使って、CCCの活動を盛り上げるようがんばります」とメッセージをくれました。
セコン県CCCでは11月から青年海外協力隊の隊員が赴任する予定で、それにより予算措置もいくらか配慮されるのではないかと、セコン県でCCCを所管する情報文化局では考えているようです。支援に頼らず活動を継続できる体制が作られることが理想ですが、とりあえず、当面の間は活動の充実を期待できるかも知れません。