EPISODE
生きていくための知識を得ることができる本、未知の世界に向けて扉を開き、
想像力や共感力を育み、自分の生き方をも授けてくれる本 ──
エファは本の力を信じ、子どもたちに本を届ける活動を行っています。
心を動かされた本、人生を変えた本など、皆さんの大切な一冊を教えてください。
教えていただいた本のエピソードは現地の子どもたちに伝えます。
当プロジェクトを通じて、本で未来を切り開いてゆく人々の輪が広がることを願っています。
こどもの頃 図書館で出会った一冊です。その後購入。 この絵本で手作りする喜びを教わりました。 大人になった今でも、このうさぎさんのように手芸がすきです。 時々読み返しては、あの頃の思いを思い出しています。
大人にもこどもにも、読んでいただきたい一冊です。 何でも買える時代ですが、 手を動かして、手作りする楽しさを知っていただけたらと思います。
作:西巻 茅子(にしまき かやこ)
出版社:こぐま社
「わたしのワンピース」 Kiriko(50代)
少年チトは、みんなと同じように学校へ通い椅子に座って勉強するのは苦手。でも庭で植物の勉強をするのが好きで、ある日、指で触れると花を咲かせることのできる自分だけの能力に気がつき、街の困りごとを解決していきます。
大人になってふと読み返したときに支えとなってくれるような物語です。
皆子どものときは、純真な心と特別な「みどりのゆび」を持っている。大人たちになるとついそのことを忘れがちだけれど、心の奥底で、その力が世界を変えると信じたいと願っているのではないでしょうか。
このお話を読む子どもたちにも、ぜひ自分だけの「みどりのゆび」を見つけ、大切にしてもらいたいです。
作: モーリス・ドリュオン
訳: 安東 次男
出版社:岩波書店
「みどりのゆび」 高橋あゆみ(30代)
(これからの未来を担う子どもや青年たちへ贈りたい本として選んでいただきました)
この本は、一日の中のあるひと時というフレームの中で捉えた、世界各地の子どもの姿を切り取って見せてくれます。レンズをある刹那に固定して、そこから世界の国々を見れば、平和にラーメンをたべている子、児童労働をしている子、飢えなのか、病気なのか、怪我なのか、地雷を踏んだのか、あるいは流れ弾にあたったのか、外に倒れたままの子がいることも見えるのです。
この数年間、新型コロナウイルスが、地球上の人々の生命を危機に陥れました。そして、東欧で起きたウクライナ戦争が、世界の経済全体に大打撃を与え、その余波で日本に住む私たちも苦しんでいます。地球上の命は繋がり、命を支える食べ物もエネルギーも依存しあっていることを、この数年で実感させられました。平和と戦争は隣合わせであること、幸せと不幸は時を同じくして発生していること、私たちは単独で生きているわけではないことにも、目が開かされました。
今この機会に『ぼくがラーメンたべてるとき』を、大人にも子どもにもぜひ開いていただきたいと思います。
作:長谷川 義史
出版社: 教育画劇
「ぼくがラーメンたべてるとき」 木村瞳
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