エファジャパン

エファパートナーになる

ニュース

2010.05.22 更新

カンボジアの奨学生

カンボジア入りした広報宮原です。
5月20日はカンボジア子どもの家(国立幼稚園教員養成学校&付属幼稚園)で1日過ごしました。
養成学校は昨年の入学生から定員が100人から200人に増え、
今年は2年制計400人の学生が寮生活をしながら勉強しています。
日本政府の援助で寮が1棟増築されましたが、
老朽化した校舎を建て直していることもあり、
当面は教室と寮をやり繰りしてどうにか400人が収まっている状況です。

※1年生は1部屋に40人前後が生活。
机はないので床やベッド、
外のテーブルで予習・復習です。

※白いシャツに緑のスカートが
訓練生の制服
訓練生にもインタビューし、
授業風景や付属幼稚園で実習している様子をビデオに納めました。
ここの訓練生たちは、その礼儀正しさと笑顔が印象的です。
ひとりの訓練生は寮の部屋には同じ地方出身者が20人以上いるので
家族と離れていても寂しくないと言っていました。
養成学校には貧しい地方の農村から家族が畑を売って費用を工面し
プノンペンに学びに着ている訓練生も少なからずいます。
卒業後出身地に戻り地域の就学前教育の促進と充実に貢献する人材ですが
そうした人材が必要とされる農村などの出身者ほど状況は厳しいようです。
学費や寮費は無料ですが
食費や教材費、実習へ行く交通費などは訓練生が負担するため
朝食を抜いたりなるべく大勢で車に乗り合わせるなどして節約しますが、
昨年は1年生11人が中途退学を余儀なくされたそうです。
エファジャパンでは最も経済的に苦しい2年生20人に奨学金を支給しており、
今後も支援の継続と拡充が求められています。
エファジャパンでは奨学金事業のための募金を実施しています。
https://www.efa-japan.org/?page_id=3237
ぜひご協力ください。