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2012.10.23 更新

書き損じハガキでラオスの少数民族学校を支援

 2011年度に集まった書き損じハガキによるラオスへの支援を実施しました。今回は、これまで支援していた学校とは別の、セコン県にある少数民族学校です。

 セコン県の少数民族の多くは山地での焼畑農業を生業としており、都市部から離れた地域に貧困層が多くなります。こうした家庭の子ども達に進学が難しい事例が多いことから、1985年に少数民族学校が設立されました。

 セコン県少数民族学校には、10の民族から約440人、12歳~25歳の中学生・高校生が寄宿生活をしながら勉強しています。生徒は、貧困や、兄弟姉妹が多いために進学が難しい、あるいは親を亡くした子ども達で、ほとんどがセコン県の最貧地域に指定されている4つの郡出身です。

 この学校の生徒達には、入学時に一度だけ制服が配布されます。その後新しいものを購入する余裕のある生徒はいないため、皆この一着を大切に着ますが、やはり傷んでくるのは避けられません。そこで今回、エファジャパンでは全校生徒約440人に男子には制服のズボンを、女子にはシンと呼ばれるスカートを寄贈しました。
 
 制服を受け取ったソク君(仮名・17歳)は、父親が6歳の時に亡くなり、母と姉、2人の兄と暮らしています。家族で米を作っていますが十分な収穫が無く、食事を摂らずに学校に行くこともある程だったためこの学校への入学を認められました。
 
「将来はできれば先生か医者になって、村の人たちを助けたいです。制服を贈っていただいてとても嬉しいです。大切に使います。」
 
と支援者のみなさんへのメッセージをくれました。
 
引き続き書き損じハガキの収集にご協力いただきますよう、心よりお願い申し上げます。