12月19日に自治労神奈川県本部にて、甲斐田万智子さん(国際子ども権利センター代表理事)を講師に招き、学習会「子どもの性的搾取の世界の流れ~ブラジル会議参加報告~」を行ないました。
子ども買春や子どもポルノ、人身売買など、子どもの性的搾取の問題が世界各地で深刻化していますが、こうした子どもの性的搾取の根絶に向けた取り組みについて話し合う「第3回子どもと青少年の性的搾取に反対する世界会議」(ブラジル会議)が先月末ブラジルのリオデジャネイロで開催されました。エファジャパンでは、2001年の第2回世界会議(横浜会議)より子どもの性的搾取の問題に取り組んでいる国際子ども権利センターの代表理事である甲斐田万智子さんのブラジル会議参加に伴なう渡航費の支援を行ないました。
学習会では講師の甲斐田さんより、はじめに子どもの性的搾取の現状についてカンボジアの事例をもとにお話いただいたあと、過去2回の世界会議の内容とその後の国際的な流れ、そして今回のブラジル会議で議論された内容や今後の日本での課題について報告いただきました。
当日は約30名の組合員の方に参加いただきましたが、日本でも映画『闇の子どもたち』が話題になるなど、子どもの性的搾取の問題への関心が高まっていることもあり、参加者の皆さんが甲斐田さんのお話に熱心に耳を傾けているのが印象的でした。
年末のお忙しい中、学習会の開催にご協力いただいた関係者の皆様、参加された方々にお礼申し上げます。
エファジャパンとして組合等での学習会を企画開催したのは今回初めてでしたが、今後も各組合や外部団体などにご協力いただきながら、今回のような学習会を行なっていきたいと考えています。