7月27日に箱根にて行われた公務公共サービス労働組合協議会主催の研修において、シャンティボランティア会とエファジャパンから途上国における教育支援の協働事業について紹介させていただきました。
労働組合とNGOの協働事業は、お互いの限界を補い、協働して一つの活動を発展させ、継続させ、定着していくことにつながります。
協働事業を通して・・・、
労働組合側としては、先進国に学ぶ型の視察を主とした運動から国際貢献活動型の運動へと移行し、経験や知識をそれぞれの所属先や地域に広げ問題認識の共有や運動を広げることにつながり、また専門的な技術を持つ組合員においては現地に技術移転することも考えられ退職後の活動の場が広がる可能性もあります。
NGO側は、大きなネットワークを持っている労働組合に賛同・協働していただくことで継続した事業資金を確保することができ、組合員の技術移転や連帯した研修事業によって現地で活動する職員たちの能力向上をめざすことができ、連帯して取り組みをしていただくことでNGOの活動への理解が浸透し更なる協働事業へ発展する可能性があります。
このように、協働事業をおこなうことで、相互のメリットが生まれます。
そのような大きな理解へのきっかけのひとつがスタディツアー参加だと思います。スタディツアーは、メディアや話で聞いていたアジアの子どもたちの現状を実際に知るという運動でもあり、それが連帯を通して広がる運動へとつながっていき、途上国の見えにくい問題を認識し取り組む大きな輪ができていくと思います。そういった意味でも、事前学習会や準備に時間に時間をかけていただき、帰国後も様々な資料として利用される報告書の作成や、多くの協力をいただいています。
短い間でしたが、多くの方にご清聴いただき感謝申し上げます。
NGO-労働組合国際協働フォーラムでは、教育を中心に活動している団体が教育グループを立ち上げ、現在、日本教職員組合、シャンティボランティア会、エファジャパンが参加しています。
今後も教育支援の協働事業のありかたについて紹介する機会を作っていただき、皆様の深いご理解をつのりたいと思います。