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2010.11.15 更新

みかんネット、そして巻き尺。

出張中の大島事務局長がカンボジアのパートナーNGO団体であるSCADPを訪問しました。

みかんネットに入れた石けん

SCADPの事務所には、様々な理由で親と生活できない子どもたちが保護されています。7月と10月に、事業担当の高田が子どもたちと生活を共にしましたが、彼女が着目したのは年長者が年少者の世話をし、皆が兄弟姉妹のように生活している、すばらしい共同体でした。しかし、成長に必要な栄養の知識や手洗い習慣の欠如など、より健康的な生活を送るうえでの問題点も見つかりました。この発見をもとに、子どもたちの共同体を崩すことなく、ポジティブな変化を起こすための小さな試みを二つ始めました。

ひとつは、みかんネットに入れた石けんの設置です。日本の小学校ではおなじみのオレンジ色のネットに入れた石けんを蛇口のそばにしばりつけました。

手を洗うって、楽しい!

ネットに入った石けんが珍しいのか、子どもたちはこぞって手を洗っていました。

もうひとつは、体重と身長の定期的な測定と記録です。自分の成長を意識し、健康状態の変化に気づくことができます。体重計は事務所にありましたが、身長を測る道具はなかったので板と巻き尺でつくり、さっそくプノンペン市内のSCADP事務所で暮らす31名を対象に実施しました。子どもたちにとっては、ちょっとしたイベントでした。今後は2カ月ごとに測定して記録を管理します。

体重もしっかり記録

思わす背伸びしちゃう?