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エファ通信

2007.09.27 更新

エファ通信49号

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エファ通信49号
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みなさま

私には、自分の子ども以外に、遠くから成長を見守っている女の子
がいます(相手はそのことを知りません)。

現在2歳の彼女は、生後まもなく心臓疾患が発見され、心臓移植し
なければ余命半年との宣告を受けました。募金活動により必要な資
金を得ることができ、渡米して移植を待っていましたが、準備のため
の精密検査で、本人の心臓を手術することで心機能が回復する可能
性が判明しました。大きなリスクがありましたがご両親は手術に踏み
切ります。幸い手術は成功し、今彼女は日本に戻ってリハビリをしな
がら経過を観察しています。

私と彼女は、私が少しの額を募金したという以外につながりはあり
ません。けれど、ブログに公開されている「きょう楽しかったね」と言っ
て眠りにつく様子を見ては目を潤ませ、心機能回復の検査結果を読
んでは安堵する、という、まるで姪っ子の成長を見守る伯母のような
心境です。

そこで考えるのはエファジャパンを支援してくださるみなさんのこと。
私が彼女の回復・成長の様子を見守るように、みなさんにも、着実に
前に進んでいる現地の様子をしっかりお伝えすることで、見守ってい
ただかなければと思う次第です。(宮)

■■目次■■

○お知らせ○
・フリマ不用品まだまだ募集中
・グローバルフェスタに出展します
・今年はNPOまつりにも

○主な動き○
・出張報告(ラオス・ベトナム)
・自治労定期大会に出展しました
・ベトナムスタディーツアー報告

○ちょこっトピック○

○会員情報○

◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

フリマ不用品まだまだ募集中!
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使い道の無い引き出物、使わなくなったおもちゃ、他のバザーのた
めにとっておいたけど中止になっちゃった!行き場の無い不用品…
ぜひエファジャパンのフリーマーケットのためにご提供ください。ご協
力お願いいたします!

グローバルフェスタに出展します
——————————-
10月6日・7日(土・日)に日比谷公園で開催されるグローバルフェス
タに今年も出展します!

グローバルフェスタは1990年から開催されている国内最大級の国際
協力イベント。今年はテーマを「家族と地球」とし、国際協力に携わる
政府・国際機関、NGO団体、市民が一堂に会して、楽しく分かりやすく
国際協力について知る参加型イベントです。

エファジャパンは会員やボランティアさんの力をお借りしつつ、活動
紹介の展示とエファグッズ販売、アジアの文化に触れる飲食物の販
売を行います。たくさんのみなさんのお越しをお待ちしております!

今年はNPOまつりにも参加します
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今年で第3回目となるNPOまつりは、NPO・NGO・市民団体と市
民、企業、地域が「出会い」「語り合い」「分かり合う」ことを目的に開
催されています。今年は「参加しよう、行動しよう、集まれば大きな
力」をスローガンに、10月20日・21日(土・日)に代々木公園で実施さ
れます。

エファジャパンはNPO・NGO団体として活動紹介展示ブースを出
展するほか、今年は初めてフリーマーケットにも出店し、みなさまか
らご寄付いただいた不用品を販売し、活動資金のファンドレイジング
も行います。
フリーマーケットでは、ボランティアメンバーの企画・運営でクイズ
などの面白イベントも考え中です。ぜひお立ち寄りください!

▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

出張報告(ラオス・ベトナム)
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7/29-8/20にかけて、海外事業担当の高山がカンボジア・ラオス・
ベトナム出張しました。カンボジアとラオスの一部は前号の事務局
長による報告と重なりますので割愛させていただきます。お盆休み
を挟んだ時期につき、スタディツアーや様々な訪問が相次ぐ中にも
関わらず、丁寧にご対応いただいた現地関係者の皆様にあらため
てお礼申し上げます。

ラオス報告
ラオスでは駐在員の中村とともに、首都ヴィエンチャンから車で5
時間ほど離れたカムワン県タケークにある子ども文化センター(CC
C)を訪問しました。農村の中の小さなセンターには電気も無く、壁や
屋根の一部が破損している状態です。雨季のこの時期は連日の雨
で、空が雨雲に覆われると昼間でも暗くあちこちで雨漏りがはじまり
ます。それでも、子どもたち、ボランティアの青年、職員達は熱心に
ラオスの伝統芸能の活動や読書やお絵かきなどを続けています。
また、このCCCに通う子ども達の家庭訪問も行いました。どの家庭
でも子どもの成長や社会性に非常に役立っているとの感想を持って
おり、CCCの役割の重要性を再認識いたしました。

エファジャパンではカムワン県のほかシェンクワン県のCCCも支援
予定であり順調に調査を進めております。現在、ラオス国内にCCC
は約20箇所ほど作られており、中には大きな財政的問題やインフラ
未整備の問題をかかえながらも子ども達の活動に非常に熱心なCC
Cもあり、エファジャパンは子ども達の発育のために今後の調査を通
してより多くのCCCの支援を行う予定です。

ベトナム報告
ベトナムでは二エムギア子どもの家・ホンバン愛の家における支援
事業の調査、エファグッズなどの商品開発に加え、来年開始予定の
ハイフォン市内の様々な児童保護施設の職員研修支援のための調
査を行いました。貧困や障害、またHIV/AIDS孤児などにより一般の
学校へ通えない子ども達のための識字クラスの現場や、スラム地域
などを回り、各担当者との協議を進めました。
エファジャパンではこれまでに、施設、職員、子ども達に対する様々
な支援活動をしてきましたが、今後はハイフォン市全体に支援規模を
広げるとともに更なる事業の質の向上をめざし、現地政府とともに協
議や調査を積極的に進めています。

また、今回の出張では、自治労栃木県本部支援によるアジア子ど
もの家奨学金事業における奨学金授与式への出席や、自治労鳥取
県本部による子どもの文化活動支援の一環として行われた遠足にも
同行してきました。

上半期の事業の進捗が順調であることとを確認し、また今後の事
業展開への重要な足掛りとなり、全体を通して充実した出張となりま
した。

今年も自治労定期大会に出展しました
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今年も自治労第79回定期大会にエファジャパンのブースを出展
しました。
8月27日~8月31日まで、岩手県盛岡市の大会会場(アピオ)にて、
エファスタッフが交代で展示ブースを設置し、2日目にはエファジャ
パン理事長イーデス・ハンソンが壇上にて挨拶をする機会もいただ
きました。会場ではたくさんの会員・支援者のみなさまにもブースに
お越しいただき、初めてお目にかかる方、普段なかなかお会いでき
ない方ともご挨拶をさせていただきスタッフ一同嬉しい5日間でした。
ブースでは、例年どおりエファジャパンとDAWN、幼い難民を考え
る会のグッズを販売。エファグッズの売り上げは約23万円でした。ま
た、6名の方に会場にて会員・パートナーにご加入いただきました。
関係者及びご協力いただきましたみなさま、また、ブースに足を
運んでいただいたみなさま、大変ありがとうございました。

スタディーツアー2007報告
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2007年夏のベトナム・スタディツアーを8月13日~19日に実施しま
した。
今回は10名の方にご参加いただき、一週間でハノイ、ハイフォン、
ハロン湾、イエンバイをまわってきました。ハイフォンでは子どもの家
やホンバン愛の家を訪問し、識字教室や職業訓練教室を見学したり、
子どもたちと交流しました。また、ホアフンビレッジというハイフォン市
内の別の児童保護施設も見学しました。
一方、北部イエンバイ省での事業視察では、保護者研修(調理研
修)やChild to Childと呼ばれる若者たちの活動を見学したり、村の一
般家庭や幼稚園を訪問しました。
参加者の皆さんは、初対面ながらもすぐに打ち解けてチームワー
クを発揮。子どもたちや現地関係者との交流など、訪問先での活動
に積極的にご参加いただき、充実したツアーとなりました。

ツアーの詳しい報告はホームページのニュースブログをご覧くださ
い。http://gaialog.jp/efa-japan/studytour/perm/1

■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

スタディーツアーの感想から (全文から抜粋)
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初めてのベトナム、初めてのスタディツアー、初めての環境には
余裕を持って臨みたい。と思っていた矢先の首都高の渋滞。気持ち
は少し、不安からくる焦りが増していた。
しかし、何とか助手席に座っていた同僚が笑い混じりにそんな気持
ちを和らげてくれた。そもそも、このツアーに参加するきっかけは彼
であった。一本の内線電話。「ベトナム行こうよ!」それを告知する市
職ニュースを読んでいなかった私には一瞬何のことかわけがわから
なかったが、それを見て二つ返事で了解を告げ、組合に申し込んだ。
パンフレットに映る女の子の顔が印象的で、この笑顔に会ってみた
いと、より行きたい気持ちが強くなった。そんな始まりであった。

初日からツアーのメインともいえるハイフォン市の施設訪問。そして
交流会。短いツアー日程なので致し方ないが、出会ったばかりの人た
ちと前に出て、出し物したり、場を盛り上げたり。半ば無茶で強引な気
がしたが、そのことで、みなの個性や人柄が見られ、打ち解けられ、あ
る種の結束ができたと思う。そして、初日から子どもたちの笑顔、笑顔、
笑顔!!!みな人見知りせず向き合ってくれて、すごくもてなされてい
て申し訳なくも感じたが、元気をもらえて、一緒に楽しめて、本当にす
ばらしい経験だった。

ベトナムについて思ったこと。こんなに発展してきているとは思わなか
った。しかし急速すぎる発展は多くのひずみと問題を生んでいるように
も見えた。発展と人の流れに確実に取り残されているインフラ。そして
格差。その格差に飲み込まれてしまいそうな子どもたちを支援している
こういったNGO、NPOの活動は本当にすばらしいと思う。
ベトナムの子どもたちの素直さ、がんばっている姿勢、日本の子ども
たちのそれよりもはるかに勝っていると思う。子どもを育てていこうとす
る大人の気持ちがダイレクトに伝わっているのか、ハングリー精神なの
か、子どもたちの能力の高さに、むしろ日本の危機感を感じた(ベトナム
すべてを見たわけではないのでなんとも言いがたいが・・・)。ベトナムは
これからもっともっと成長していくと思う。子どもたちがこの素直さのまま
大人になっていってほしいと思う。国自体もそんな国になってほしいと思
う。(地方公務員・男性)
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HP掲載は省略

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発行人 イーデス・ハンソン   編集担当 宮原朝香