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エファ通信68号
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みなさま
4月に入り、エファジャパンは新しい年度を迎えました。
2004年の団体設立からかぞえて、
10月にはまる5周年となります。
活動を応援してくださるみなさんに
エファがどう応えていくのかと考えた時、
私がいつも行き着くのは2つのシンプルな答えです。
みなさんがエファに託す思いを着実に形にすること
そして、その形をきちんとみなさんにお見せすること。
エファジャパンと現地の子ども達の5年間の軌跡、
自治労が子どもの家事業を開始した当初から考えれば
15年に及ぶ支援者と子ども達との歴史を
みなさんに分かりやすくまとめるにはどうしたらいいのか。
物理的に離れているために
何がどう変化したのか分かりにくいかも知れない状況を、
「みなさんの思いが結実させた子ども達の現在」
であると実感していただくためにどう表現すればいいのか、
頭を悩ませているところです。
今年の11月には、
エファジャパン設立5周年記念イベントを予定しています。
イベント自体は、良い映画を選んで上映会をできれば
と今担当者が奮闘していますが、
その頃までに、この課題をなんとか形にしたいと思っています。
(宮)
■■目次■■
○お知らせ○
・会員総会のお知らせ
・児童労働反対世界デーイベント
○主な動き○
・書き損じハガキ2008年度集計
・NTT労組児童労働撲滅キャンペーン
・チャンシー館長ラオス研修報告
・カンボジア出張報告
・寄付をいただきました
・自治研集会報告
・ボランティア交流会をしました
○ちょこっトピック○
・ラオス・ヴィエンチャン市立図書館より
○会員情報○
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆会員のみなさま<総会のお知らせ>
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2009年度エファジャパン会員総会の日程が決まりました。
会員のみなさまには開催案内を「えんぱわ」と一緒にお送り
しております(ヤマトメール便にて4月30日発送です。お手
元に届くまで3~4日かかることがあります)。正会員の方は
出席又は委任又は書面表決をしていただきますようお願いい
たします。
出席、委任される方は開催案内に添付(このメールにも添
付しています)の出欠票にご記入(委任の方は押印も)いた
だきまして、FAXまたは郵送にてエファジャパン事務局まで
お送りください。書面表決の方は、5月に別途お送りします
総会資料をご覧いただいた上で、総会資料に同封の用紙にて
書面表決していただきますようお願いいたします。
賛助会員・シニア会員の方でオブザーバーとして総会にご
出席いただける方は「えんぱわ」に同封の「賛助会員・シニ
ア会員用出欠票」によりご連絡ください。エファパートナー、
支援者、関係者のみなさまもオブザーバー参加いただけます
ので、エファジャパン事務局までお問い合わせください。
◆児童労働反対世界デーイベント
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児童労働の解決に取り組む団体・個人のネットワーク組織
である児童労働ネットワーク(CL-Net:エファジャパ
ンは運営委員です)では、国際労働機関(ILO)が定めた
6月12日の児童労働反対世界デーにあわせ、今年もキャンペ
ーンイベントを開催します。
■児童労働反対世界デーイベント
ムービー&トーク 最悪の児童労働と少女
~映画『闇の子供たち』上映会+シンポジウム~
日時:2009年6月6日(土)13:30~18:30
場所:全電通労働会館
チケット:前売り 900円(チケットぴあ:Pコード555-226)
当日 1,000円
キャンペーンサイト:http://shopchildlabour.jp
【お問い合わせ】
(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)
Tel:03-5292-2911
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
◆書き損じハガキ2008年度集計!
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みなさまにご協力いただいております書き損じハガキの収
集の2008年度(4月~3月)集計が終了しました。1枚5円の手数
料を相殺し、切手交換後で
281,619円分
となりました。
多くの方からご寄付いただきました。本当にありがとうご
ざいました。今年度も書き損じハガキを募集しています。ご
協力のほど、よろしくお願いいたします。
◆NTT労組児童労働撲滅キャンペーンin千葉
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3月28日と4月4日の両日、千葉市内で開催されたNTT労働組
合の「2009児童労働撲滅キャンペーン in 千葉」に参加しま
した。NTT労組では、児童労働問題を「人権問題」「労働問
題」「企業行動に関わる問題」として捉え、2004年より毎年
児童労働撲滅キャンペーンを実施しています。エファジャパ
ンも2005年より本キャンペーンに協力し、今年で5回目の参
加となりました。
イベント会場では、児童労働の現状を伝えるパネル展示や
スタディツアー報告、各NGOによるブース出展のほか、ス
タンプラリーやバイオリンコンサート、ジェフ市原の選手に
よるミニサッカー教室なども行なわれ、沢山の家族連れで賑
わいました。両日ともステージでの活動報告の時間もいただ
き、スタッフがエファジャパンの取り組みについて紹介しま
した。
5月30日には、横浜市(横浜そごう前広場)でもNTT労組に
よる同キャンペーンが行なわれ、エファジャパンもパネル展
示を行なう予定です。
◆チャンシー館長(ラオス国立大学中央図書館)ラオス研修
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3月1~14日に自治労滋賀県本部の招聘で日本での研修を受
けた国立大学中央図書館長(ラオス図書館協会副会長)のチ
ャンシー氏がヴィエンチャン市立図書館職員に「グローバル
な社会における図書館運営のヴィジョンとスキル改善ワーク
ショップ」と題して研修を実施しました。
ヴィエンチャン市立図書館職員8名の内、まずは新人職員4
人が1週間、続いて館長・副館長を含む職員4人が1週間国立大
学中央図書館で図書館運営のビジョンの創り方、蔵書収集や
利用者サービスなどに関しての講義を受けました。
今回の研修はチャンシー氏が日本で学んだこと、ラオスと
比較して感じたことなどを基に実施されました。初めて「図
書館のビジョン」を2人1組で考えて模造紙に書いたり、本の
分類を実際に行ったりと講義だけでなく、実用的な要素も多
く取り入れられている、分かり易い研修でした。
ただ、1週間という短期間で多くのトピックがあったので、
次回は一つ一つをじっくりと時間をかけて学びたいとの要望
が研修生から出ていました。
◆カンボジア出張報告
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4カ月ぶりにカンボジアに出張しました。自治労三重県本
部が収集した文房具の一部を持参し、「カンボジア子どもの
家」(国立幼稚園教員養成学校附属幼稚園)や寺子屋教室3
カ所で、子ども達に絵を描いてもらいました。最初からクレ
ヨンで描く子はおらず、皆鉛筆で下書きをしていました。中
には下書きに時間をかけすぎて、色塗りが間に合わない子も
いました。
今後、文房具を順次ベトナム、ラオスにも持参し、子ども
達に絵を描いてもらう予定です。これらの絵は、日本での展
示を計画しています。
4月10日、公共部門労働者の国際的な労働組合連合組織で
あるPSI(Public Services International:国際公務労連)
のアジア太平洋地域執行委員会参加者が、エファのカンボジ
ア事業を視察しました。
まずは、お寺の境内で開かれているスラムの子どものため
の寺子屋教室。前もって訪問を伝えておいたため、子ども達
が紙で作った首飾りを参加者にかけ、歓迎してくれました。
参加者も子ども達と記念写真を撮ったり、授業どころではあ
りませんでした。
その後、幼稚園教員養成学校と附属幼稚園で施設を見学。
残念ながら、カンボジアの正月前のため、訓練生や園児はい
ませんでしたが、副校長から1997年以来の自治労・エファの
支援について報告していただきました。最後に、自治労本部
国際局長・エファジャパン理事の井ノ口氏により、三重県本
部寄贈の学習帳300(訓練生の総数)冊が贈呈されました。
◆寄付をいただきました
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原迪子様よりえんぴつを数百本ご寄付いただきました。今
後、スタッフが順次ベトナム・ラオス・カンボジアの子ども
たちへ届けます。また、エファ会員から定額給付金の寄付を
いただきました。ありがとうございました。
◆自治研集会報告
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4月16日から18日まで、北海道の札幌市と夕張市で第32回
地方自治研究全国集会が開催されました。
初日の全体集会は、旭山動物園名誉園長の講演やアイヌ古
式舞踊の紹介など、地方色豊かな内容で、2,000人余りの方
が参加されました。
2日目は5つの統合分科会が開催され、その内のひとつ
「人権・平和・共生のまちづくり」では、ハンソン理事長が
パネリストとして参加しました。午後には、各統合分科会が
更にテーマ別分科会に分かれ、「自治体から発信する平和・
共生・連帯のメッセージ」分科会で、理事長が「国際連帯!
私はこう考える」と題して問題提起を行いました。長年、世
界の人権問題を訴え続けた経験から、想像力を働かせること
で、他の人々への連帯意識が生まれることを話されました。
また特別報告として、事務局長の大島も「人間の安全保障と
エファジャパンの活動」について発表しました。
3日目は、テーマ別分科会が継続され、反戦平和運動に焦
点をあて、パネルディスカッションや報告が行われました。
非常に充実した研究集会にご招待いただき、また報告の機会
をいただいたことに、厚く御礼申し上げます。
◆ボランティア交流会をしました
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先月(3月)エファジャパンを卒業した学生インターンの
歓送会を兼ねて、エファジャパンボランティア交流会を荻窪
のインド料理店で開きました。エファスタッフを含め8名が
参加し、おいしいインドベジタリアン料理に舌鼓を打ちつつ、
エファが支援している現地の話や、事務局で仕事をしている
ときにはなかなか話題にならない趣味の話や家庭の話など、
楽しい時間を過ごしました。次回は秋頃に予定しています。
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
■ヴィエンチャン図書館より(研修を受けて)
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この通信の「主な動き」でもご報告しているラオス国立大
学中央図書館長チャンシー氏によるヴィエンチャン図書館職
員研修。研修全体は1週間のカリキュラムで、チャンシー氏
には初日の「グローバルな社会における図書館運営のヴィジ
ョンとスキル改善」の講義をしていただき、2日目以降は他
の数人の講師により図書の分類、PMBオンライン利用者目録
システム、レファレンス・貸出・移動図書館サービスなどの
講義が行われ、図書館運営全体を網羅する内容でした。
研修を受講した図書館職員の感想をご紹介します。
Ms.チャンタソーン
「国立大学中央図書館から図書サービスや図書システムに関
して新しい知識を得、日本で経験されたことも共有していた
だき、大変良い経験になりました。刊行物・雑誌・新聞など
の管理方法も学ぶことができました。ヴィエンチャン図書館
のサービスを改善するために、日々前進していきたいです。
また、図書館の各コーナーに植木や花を置いて、利用者が新
鮮で心地よい気分で読書できるような環境にしたいです。」
Mr.キティサック
「今回の研修を通じて役に立つ技術を得る機会を与えてくれ
たエファジャパンと講師の方々に感謝します。親切で、教え
ることを楽しんでいらっしゃる講師の方々に恵まれました。
ただ、研修期間が短かったのは残念でした。今回は図書サー
ビス、PMBオンライン利用者目録システム、デューイ十進分
類法などに関して学びましたが、これらを学ぶには多くの時
間が必要です。次回は特定の科目をじっくり研修していただ
けるようお願いします。自分の図書館で多くのこと、特に利
用者サービスと情報提供を改善したいと思います。」
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
HP掲載は省略
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発行人 イーデス・ハンソン 編集担当 宮原 朝香