自治労佐賀県本部からご寄付をいただき、今年4月にベトナム・ハイフォン市の障がい児センター2カ所に楽器と運動器具の支援を行いました。7月に大島が出張し、2つのセンターを視察しました。
1カ所は、初めての訪問です。子ども達14人が手拍子と合唱で迎えてくれました。その後、音楽の先生がひく電子ピアノで合唱、子ども達の太鼓の演奏と続きました。皆、音楽を楽しんでいるのがわかります。音楽のあとは、折り紙や塗り絵の時間でした。カメラを向けると、笑顔でVサイン。センターを去る時には、子ども達からサインを求められ、「有名人」になった気分を味わいました。
もうひとつのセンターの子ども達とは、12月に会っています。人民委員会(行政機関)の事務所を使った識字教室で、一生懸命に文字を書いている姿が印象に残っていました。まずは、13人みんながカスタネットでリズムをとりながら合唱。そして、グループ別に先生の電子ピアノに合わせて歌を披露してくれました。多様な身振りで歌う子もいて、音楽をからだ全体で楽しんでいるようでした。私も日本の歌を1曲歌わされました。
どちらのセンターでも、子ども達は音楽を想像以上に楽しんでいました。さらに楽しむだけでなく、積極的に何かを学ぼうとする意欲も増したようです。今回運動器具を使用している姿を見ることはできませんでしたが、楽器を使った活動がセンターの子ども達のエンパワーメントに大変有効に働いていることを確認できました。