11月8日、東京都港区にある女性と仕事の未来館にて、エファジャパン設立5周年記念イベントとして、映画「花はどこへいった」の上映会、およびエファジャパン理事長のイーデスハンソンと、本映画の監督である坂田雅子さんとの対談を開催しました。
約70人のご来場をいただき、好評のもと終了することができました。
映画「花はどこへいった」は、ベトナム戦争従軍後フォトジャーナリストとして活躍した夫の死に、枯葉剤の影響を示唆された坂田雅子監督が、夫への追悼と枯葉剤への疑問からベトナムを訪れ撮影したドキュメンタリー映画。衝撃的で胸が痛くなるような映像もある一方で、経済的にも肉体的にも困窮している中、さまざまな障がいを持つ子どもとその家族との強い絆や深い愛情がスクリーンに映し出されている場面もありました。対談では、坂田監督の映画製作の裏話や本作誕生までの道筋、枯葉剤が今なお人間や環境にもたらす影響、そして、子どもたちの未来のため、平和のために私たちができることは何か?を語って頂きました。
質問・感想コーナーでは、「ベトナム戦争、枯葉剤のことをもっと世の中に広めたい」や「障がいで歩けない人のために、廃棄される車椅子を修理して届けたい」などとても暖かいメッセージを頂きました。
アンケートより来場者の感想を抜粋してご紹介します。
◎ 学校の授業で習った程度の知識しかなかったベトナム戦争の傷跡がいま現在もずっと続いていることを映画で実感しました。
◎ 戦争とは?生きるとは?を「伝えたい」思いがすごく伝わってきました。伝え続けていくことは難しくて辛いことだけれどそこに意味があって大切だと思いました。
◎ 映画は衝撃的な映像もたくさんありましたが、それ以上にその子どもたちを見る家族のあたたかさに心を打たれ、人間のすばらしさを感じました。対談を聞いて私も何かしていきたいと思いました。
◎ 以前、枯葉剤に関するTV番組を見ましたが、この映画では、ベトナムでの現実、当事者の声、記録であり大変心を揺さぶられました。上映の機会が増えることを願っています。
◎ 戦争の残したものは時の流れで解決しない事が改めて認識された次第です。
◎ 枯葉剤の散布によりつみのない子どもたちのひさんな状況をスクリーンでみて戦争のつめ跡がまだ続いていることの現実を知り、医療等の低下については国際的には支援できないのか?何故できないのか?どこかへの協力は求められないのかを感じました。
ご来場いただきました皆様、イベント開催にお力添えを頂いた皆様、本当にありがとうございました。