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エファ通信181号
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みなさま
9月も下旬となり、
秋の気配が本格的に感じられるようになってきました。
本当に様々な災害が起こった夏でした。
このひと月にもまた、猛烈な台風による関西地方への大打撃。
多くの方々が亡くなり、住宅や道路、そして関西国際空港など
公共施設も大きな被害を受けました。
さらに北海道での震度7を観測した大地震。
こちらでも大勢の方々が命を落としました。
この夏亡くなられたみなさまのご冥福と、
怪我を負われた方々の一日も早いご回復をお祈りしております。
また、未だ避難生活を送られている方々をはじめ、
それまでの生活を取り戻せていない方々が、
出来るだけ早く、平穏な生活を取り戻せるよう、願っております。
大地震の後、全道が停電した「ブラックアウト」の最中、
北海道の方が撮影された星空の写真が話題となりました。
様々なご意見があったと思いますが、撮影された方が、大変な時に
ふと空を見上げ、写真を撮影された思いを想像し、
胸が熱くなりました。
自然は時に人間に牙をむき、時に優しくしてくれます。
みなさまが、それぞれ充実した秋を迎えられますように…
2018年9月のエファ通信をお送りします。
(味)
■■目次■■
○お知らせ○
・「グローバルフェスタJAPAN2018」に出展します
○主な動き○
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告
・カンボジア活動報告
○ちょこっトピック○
・国際協力の日
○寄付情報○
○会員情報○
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆「グローバルフェスタJAPAN2018」に出展します
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先月のエファ通信でもお知らせしましたが、エファジャパ
ンは今年も「グローバルフェスタJAPAN2018」に出展します。
「グローバルフェスタJAPAN」は、国内最大級の国際協力に
関するNGOなどの団体や公共機関、企業などが集うイベント
で、毎年10月6日の「国際協力の日」を記念して開催され、
今年で28回目を数えます。
今年は、9月29日(土)、30日(日)、それぞれ10:00
~17:00の予定で開催されます。場所は昨年と同じ、東京・
お台場のセンタープロムナードです。多くのみなさまにお越
しいただければと思っています。ブースでは、エファジャパ
ンの活動紹介や「フェアトレード商品」であるエファグッズ
の販売を行う予定です。ブースの場所は、当日会場で配布さ
れている資料をご覧ください。また、下記のURLにも掲載し
ております。
みなさま、お待ちしております!
〇関連情報・写真
・【9/29・30】「グローバルフェスタJAPAN2018」に
出展します【東京】
https://www.efa-japan.org/?p=12762
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
◆ベトナム活動報告
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「アジア子どもの家奨学金基金」は、1999年に自治労栃
木県本部により設置されました。支援金をベトナムの銀行
に預金、その利息を毎年ハイフォン市の困難な状況にある
子どもたちに奨学金として贈っています(現在のベトナム
の預金金利は7%~8%)。そのため、元金が目減りすること
はなく、持続性のある活動となっています。今年は7月30
日にハイフォン市アンラオ郡の15名の子どもたちに同基金
から90万ドン(約4,500円)の奨学金と10万ドン(約500円)
分のプレゼントが贈られました。それに続き、8月14日には
ハイフォン市ドーソン地区の15名の子どもたちに同額の奨
学金とプレゼントが贈られました。今年は計76名の子ども
たちに奨学金が授与されることになっており、来年以降も
この活動は続けられていく予定です。
〇関連情報・写真
・自治労栃木県本部の支援で奨学金を贈呈【ベトナム】
https://www.efa-japan.org/?p=12662
◆ラオス活動報告
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タトーン村小学校図書館は、自治労新潟県本部のご支援
により2010年9月にビエンチャン都郊外タトーン村小学校
の敷地内に、ドンクワイ村小学校図書館は、自治労青森県
本部のご支援により2013年12月にビエンチャン都郊外の
ドンクワイ村小学校の敷地内に建設されました。
両県本部には建設後も、毎年、本や図書館管理のための
文房具を支援いただいております。今年は9月のラオスの
新年度開始に合わせて、自治労新潟県本部のご支援でタト
ーン村小学校図書館に154冊の本、自治労青森県本部のご
支援でドンクワイ村小学校図書館に260冊の新しい本と図
書館管理記録簿などの文房具一式を寄贈しました。ラオス
では財政不足から政府による小学校図書館の設置・運営に
関する支援はありません。タトーン村小学校図書館とドン
クワイ村小学校図書館は、図書館建設後も両県本部の継続
的支援をいただき、多くの子どもたちに利用され続けてい
ます。
〇関連情報・写真
・ラオス・タトーン村小学校図書館とドンクワイ村小学校
図書館に本や文房具を寄贈【ラオス】
https://www.efa-japan.org/?p=12745
◆カンボジア活動報告
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自治労福岡県本部による「第14回アジア子どもの家スタ
ディツアー」に参加した11名のみなさんが、首都プノンペ
ンの隣、カンダール県バンティアイデック村にある学童保
育所、及びプノンペン市内の児童保護施設を訪問しました。
バンティアイデック村の学童保育所は昨年まで、小学校就
学前の子どもたちを対象とした寺子屋教室でしたが、地元
の要請もあり今年からは授業がない時間帯に小学生の子ど
もたちも活動に参加できるよう、学童保育所へ形態を変え
ています。ツアーの参加者は、昨年までの同県本部のご支
援で設置した教室や外遊具が学童保育所に変更した後も有
効に使用され、現在の活動の基盤になっていることを確認
しました。ツアー一行が次に訪れたエファジャパンが支援
を続けているプノンペン市内の児童保護施設は、現地パー
トナーである地元NGO・SCADP(スキャップ:Street Child
-ren Assistance and Development Programme)が運営して
います。カンボジアでは近年、経済発展がめざましく、特
に首都プノンペンを中心に物価の急激な上昇などが目立ち、
同保護施設も財政状況が逼迫しています。そのため今年か
ら、自治労福岡県本部に同保護施設の支援をしていただく
ことになりました。訪問時には、同県本部の支援で購入し
た制服や文房具を児童保護施設の子どもたち一人一人に手
渡しました。また、現在カンボジアは雨季です。雨季で体
調を崩しがちなこの時期に子どもたちが栄養を十分に取っ
て、病気にならないよう、さらに病気になってしまった時
のことを考え、SCADPからの要請に基づいて同保護施設に
食料品や薬を、鹿児島県労働者福祉協議会のご支援により
寄贈しました。
〇関連情報・写真
・自治労福岡県本部の11名がカンボジアの支援地を訪問
【カンボジア】
https://www.efa-japan.org/?p=12753
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■
◆国際協力の日
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「グローバルフェスタJAPAN2018」に出展します、の記
事でも少し触れましたが、毎年10月6日は「国際協力の日」
です。
この日がそう定められたのは、1954年10月6日に日本が、
アジア及び太平洋地域諸国の経済社会開発を促進すること
を目的として1950年1月に発足した地域協力機構である
「コロンボ・プラン」に加盟し、開発途上国への政府開発
援助(ODA)を開始した日から来ています。
現在でこそ日本は、開発途上国を援助する側となりODA
の支出でも世界で上位の国になっています。しかし、第二
次世界大戦後から、様々な援助を他国や国際機関から受け
ていたことがあります。
例えば終戦間もない日本には、世界の国々から食料や衣
料、医薬品、日用品など、あらゆる援助物資が届けられま
した。アメリカの組織・NGOから送られた「ララ物資」や
「ケア物資」、国連児童基金(ユニセフ)からも日本の子
どもたちのために65億円(現在の価値で約1,300億円)の
資金を受けました。また、「ガリオア・エロア資金」から
は、1946年から約6年間、総額18億ドル(現在の価値では約
12兆円)にも上る膨大な額の援助を受けました。さらに
1953年からは、世界銀行から計8億6,000万ドル(現在の価
値で約6兆円)のお金を借りて、黒部第4ダムや東海道新幹
線、東名・名神高速道路など、インフラを整備しました。
日本がこの世界銀行から借りたお金を返し終わったのは、
1990年の7月のことです。
「なぜ国際協力が必要なのか?」「国内でも多くの問題
がある」等、様々な意見があります。しかし、日本も援助
を受けて、現在のような国になったこと、を忘れてはいけ
ないと思います。
多くの国で未だ戦争や紛争も起こっていて、多くの子ど
もたちが安心して暮らすことが出来ない状況があります。
10月6日。
「国際協力」や「世界」について考えてみてはいかがでし
ょうか?
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
敬称略。2018年8月28日~9月20日確認分
カンボジア 計¥157
・yahoo募金
きしゃぽん 計¥20,061
・嵯峨野株式会社、匿名3名、匿名団体1
※この欄へのお名前掲載についてご回答いただいていない方は
匿名として掲載させていただいています。
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
※HPへの掲載は省略
ご寄付いただきましたみなさま、
会員継続手続きをしていただきましたみなさま、
大変ありがとうございました。
引き続きあたたかいご支援を、よろしくお願い申し上げます。
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