2016年4月にエファジャパンは、元自治労関係者からの遺贈による寄付金1千万円をいただきました。
2017年2月にこの寄付金を使い、ラオスの首都ビエンチャン都とビエンチャン県の小学校・中等学校11校に書籍と本棚、その他の備品を寄贈し、学校図書室を設置しました(ビエンチャン県はビエンチャン都に隣接する別の行政区)。
そして今月、新たに同寄付金を使わせていただき、ラオス北東部のフアパン県の小・中等学校の14校に、各校500冊~600冊の書籍と本棚、その他の備品を寄贈し、学校図書室を設置しました。
フアパン県は山岳地域に位置し、ラオスでも貧しい県の一つと言われています。険しい山道しか交通手段がなく、海外からの支援もこれまであまり入っていません。今回エファジャパンが14校に図書室を設置しましたが、それを含めてフアパン県の小・中等学校の752校中、44校にしか図書室はありません(内35校はエファジャパンが設置)。
また、今回14校に図書室を設置した後、44校の学校図書室担当者を集めて学校図書室運営管理の研修を実施しました。研修は、エファジャパンがフアパン県教育局と協力して作成した学校図書室運営管理のガイドラインを使用して行ないました。
今後も支援が届きにくいフアパン県の子ども達が本に触れる機会を更に持つことが出来るよう、学校図書室の設置と運営の支援をしていきたいと考えています。
(活動国:ラオスより)