ビエンチャン都立図書館と協力して開催した「調べ学習コンクール」の表彰式を10月12日に行ないました。日本の公共図書館などでは、「調べ学習コンクール」を実施する図書館が最近増えています。「調べ学習」では、子ども達が自分の興味に応じて自由にテーマを選び課題を設定、図書やその他の情報媒体を使って調べ、レポートとしてまとめます。現代社会で必要とされる情報収集能力、分析力、考察力を身に付けていくことが目的とされています。今回、都立図書館や周辺の学校などにコンクールの広報を行ない、8名の応募がありました。審査の結果、1位から3位の受賞者を決定しました(1位の生徒の作品テーマは「ラオスの伝統音楽楽器の継承について」)。
ラオスでは恐らく初めての「調べ学習コンクール」で、レポートというよりも作文的な作品も多く見られましたが、暗記中心の教育を受けている生徒達に、自由にテーマを設定し調べ、考えてもらうことには意義があったように思われます。このような活動の積み重ねが、子どもの柔軟な思考を尊重する教育へ移行するきっかけになればと期待しています。
(活動地:ラオス・ビエンチャン都)