昨年4月、エファジャパンは故・森田昭様(元都職労副中央執行委員長)の遺贈を受けた元自治労東京都本部執行委員長の本郷真一様から寄付金1千万円をいただきました。
この寄付金の一部を使い、先週2月14日~2月17日に、ラオスの首都ビエンチャン都の小学校・中等学校9校とビエンチャン県の小学校1校、計10校の空いた教室のスペースに550冊~740冊の本と本棚、備品を寄贈し、学校図書室を設置しました(ビエンチャン都はラオスの首都で、ビエンチャン県はビエンチャン都に隣接する別の行政区)。
これらの学校には教科書以外の本はないうえ、周囲にも図書館や本屋がなく、今回の図書室の設置により生徒達は初めて色々な本に触れることができるようになります。
各図書室では継続して安定した運営ができるよう、「1.生徒の図書室係を作って生徒も図書室の運営を手伝う」、「2.少なくとも1日1時間以上開館する」、「3.毎年生徒1人ずつから1,000kip(13円)~5,000kip(65円)を募り、集まったお金を図書室運営のために使う」ことを運営のルールとして定めています。
2月20日には、図書室を設置した学校の図書室担当教師が集まり、ラオス国立図書館の職員が講師となり、図書室運営についての研修を行ないました。
来年度も引き続き故森田様の寄付金で、ラオス北東部のフアパン県の小・中等学校13校~15校に図書室の設置をする予定です。
(活動国ラオスより)