自治労東海地連の支援で2015年10月にラオスのサワンナケート県農村部に建設されたナーハンケー村小学校(生徒数139人)の新校舎の活用状況をモニタリングしてきました。
新校舎建設前の校舎は、コンクリートブロックを積み上げただけの簡素な建物で学校には5クラス(1学年1クラス)あるのに対し教室は2つしかなく、違う学年の子ども達が一緒に同じ教室で学んだり、校舎裏の屋外で学んでいました。先生も3人しかおらず、1人の先生が同時に2つのクラスの授業を担当する複式学級が行なわれていました。
このような教育環境を改善するため、自治労東海地連が新校舎の建設を支援しました。
新校舎は5教室からなり、昨年の9月からは地元の教育局からは新しい先生2人が派遣され、1クラス1教室を先生1人が担当し子ども達に授業を行なっています(ただし、新しい先生2人の内1人は家庭の事情で既に退職しており、教育局が別の新しい先生の派遣を準備しているところです)。
新校舎には図書室も併設されており、子ども達は好きな本を読むことが出来ます。
また、新校舎建設でさらに多くの子ども達を受け入れるスペースが教室にできたことで、4年生と5年生のクラスがない隣村の小学校の子ども達は、3年生終了後にナーハンケー村小学校に編入してきていました。
新校舎が建設されたことで授業が受けやすくなり、教育環境が大幅に改善された、という声が先生や子ども達から一様に聞かれました。
(活動国ラオスより)