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2016.12.14 更新

カンボジアで奨学金基金設立のための支援金を授受

カンボジアで奨学金基金設立をご支援いただく岡山県関係職員労働組合連合より、昨日エファジャパン事務局にて目録の贈呈が行なわれました。

この基金は、カンボジア・プレアビヒア県の国境地帯の村に住む子どもを対象とした中学進学のための奨学金基金となります。エファジャパンでは現在、プレアビヒア県イエン村で、寺子屋教室で小学校の全課程(6年生まで)を修了できる体制を整えるため、教室の設置や先生の確保などを進めています。現時点で、小学校4年生までが各学年1つの教室で1人の先生から授業を受けられるようになっており、基礎レベル(低学年程度)のみを教えていた複式学級(複数の学年の勉強を同じ教室で同時に行なう形態)の状態を解消しました。来年の秋に新年度が始まるまでに、5・6年生用の教室の設置と先生の確保をめざしています。

プレアビヒア奨学金基金はこれから運用を開始し、2020年から奨学金としての支給を計画しています。イエン村で寺子屋教室の6年生までの勉強を修了し、小学校課程修了を正式に認められるための試験を通過して中学進学を望む子どもの中から、数人を選んで村から離れた公立中学校に通うための下宿や学用品などに充てる予定です。寺子屋教室を運営するカンボジアの市民団体SCADP(スキャップ)の児童保護施設が公立中学校の近くにあり、そこで中学に通う間生徒を受け入れます。

中学進学が可能になれば地域の子ども達や保護者へも大きな希望となります。この事業で、子ども達の未来の可能性を広げることができると期待しています。

岡山県職連合委員長よりエファジャパン理事長へ目録の贈呈

岡山県職連合委員長よりエファジャパン理事長へ目録贈呈

イエン村の寺子屋教室で勉強する子ども達

イエン村の寺子屋教室で勉強する子ども達