1999年に自治労栃木県本部により設置された「アジア子どもの家奨学金基金」では、支援金をベトナムの銀行口座に預金し、金利から得られる利息を奨学金として、毎年ハイフォン市の困難な状況下にある子ども達に支給しています(現在のベトナムの銀行では、ベトナムの通貨ドンの預金金利は大体5%)。
ベトナムでは子どもの日と並んで、中秋節(旧暦の8月15日)は子どものための日と認識され、各地で子ども関連のイベントが開かれます。「アジア子どもの家奨学金基金」からも、今年の中秋節である9月15日に合わせて、困難な状況下に置かれながら優秀な成績を収めた子ども達53人に奨学金90万ドン(約4,200円)と10万ドン(約470円)分のギフトを支給しました。
「アジア子どもの家奨学金基金」は設置から17年、元金を崩さずに毎年奨学金を支給し続けています。今後とも本基金では、奨学金を通してハイフォン市の困難な状況下にある子ども達の教育をサポートし続けます。
(活動地ハイフォン市より)