自治労三重県本部のご支援により、今年6月にヴィエンチャン都郊外のサンパンナ村小学校の敷地内にコミュニティ図書館を建設した後、9月に落成式を行ない図書館を開館しました。
その後、現在図書館がどのように使われているかを調べにモニタリングに行ってきました。
図書館はサンパンナ村小学校の先生2名が管理を担当し、休憩時間には年長の生徒達数名に図書館の開館を手伝ってもらっています。図書館は学校の授業がある月曜日〜金曜日の休憩時間9:30〜10:00、15:30〜16:00に開館し、1日の利用者数は50名〜60名です。生徒数が209名のこの小学校では1日4人に1人が図書館を利用していることになります。
生徒達は本を借りることもでき、まずは順調に運営されているといった印象を受けました。
しかし、サンパンナ村小学校に隣接する中学校にも図書館がないため、この中学校の生徒達にも当図書館を利用して欲しいと思っていましたが、図書館開館時間中、この中学校は休憩時間でないため、中学校の生徒達は図書館を使いにくいということでした。この問題に関しては、今後話し合って解決することにしました。
生徒のコメント:トンスック君(仮名)、11歳、男子 図書館が出来て以来、僕は毎日図書館に来ています。僕は短編物語や絵本を読むのが好きです。本を読むことで、良い事や悪い事を学ぶことができます。本を借りて家に持って帰ると、両親も僕が借りた本を読むことがあり、図書館が学校に出来たことを喜んでくれています。
(活動国ラオスより)