ハイフォン市には、地域で孤立しがちな障がい児が活動する場所を提供するため、20近くの障がい児教室が各地域に設置されています。しかし、それらの障がい児教室の実施体制は非常に脆弱で、政府からの支援はほとんどなく、週1回〜月1回の割合(各教室で異なる)で村の役場や文化会館に障がい児達が集まり、歌やゲームなどの単純な活動が繰り返し行なわれています。
エファジャパンはこのような活動状況を改善するため、連合愛のカンパの支援で3つの障がい児教室(ドンクオックビン地区障がい児教室、ティエンラン町障がい児教室、タンフォン村障がい児教室)、及び自治労岡山県本部の支援でフンティエン村障がい児教室の計4つの障がい児教室の活動を支援しています。
ベトナムでは6月1日が子どもの日であることから、各障がい児教室で子どもの日を祝うイベントを行ないました。各障がい児教室では、音楽活動をしたり、子どもの日に関連した絵描きなどをしたりしました。
絵描きはコンテスト形式で行なわれ、決められた時間内に上手に絵を描いた子どもを選んで表彰しました。絵が上手に描けない子どもには保護者が付き添って一緒に絵を描いていました。
活動に参加した子ども達にはギフトが配られ、重度の障がいのため障がい児教室に来られない子ども達には家を訪問し、ギフトを手渡しました。
(活動地ハイフォン市より)