5月19日、自治労の国際協力活動経験交流集会が開催されました。集会には、24県本部から31名の方が参加されました。
エファジャパンのルーツは、1994年に自治労結成40周年を記念して始まった「アジア子どもの家」事業。95年から97年にかけて、ベトナム、ラオス、カンボジアに建設された児童福祉施設「子どもの家」に対して、自治労は支援を続けました。その経験と実績を引き継ぎ、発展させる目的で2004年に設立されたのがエファジャパンです。
自治労の支援は、一般組合員の直接参加による、子どもをとりまく課題に対する継続的な協力活動でした。また、各々の国で子どものための事業モデルとなり、地域や地方への拡大を志向するものでした。この間、千人以上の組合員が現場を訪れることによって、地連・県本部・単位組合で様々な取り組みが行われてきました。
集会では、東京都本部、福岡県本部、大分県本部、鳥取県本部の国際協力活動事例が紹介されました。東京都本部は、ラオスでのペープサート(紙の人形劇)研修や市立図書館・多目的ホール建設支援。福岡県本部は、カンボジアでの小学校建設事業。大分県本部は、「ラオス子どもの家」から地方に波及した子ども文化センターへの支援。鳥取県本部は、児童保護施設である「ベトナム子どもの家」と「ホンバン愛の家」への支援。
事例紹介をした4都県本部以外にも、国際貢献を実施している、また計画している本部が確実に増えています。今回の集会は、自治労内の国際協力活動の経験を共有する良い機会でした。今後の定期的な開催を期待します。
集会の配布資料に南米アンデス地方の先住民の話が掲載されていました。山火事を消すために、小さなくちばしに水を含んで運び続けるハチドリの言葉、「私は、私にできることをしているだけ」。自治労の国際貢献活動を発展させるため、エファは、エファにできることをしていきます。