6月22日、西村カンボジア駐在員が国立幼稚園教員養成学校を訪問し、卒業間近の奨学金受給訓練生25名にインタビューを実施しました。どの訓練生もしとやかで控えめな印象でしたが、インタビューには自分の感じていることを素直に、多くを語ってくれました。
彼らは、エファから寄贈した自転車を使って実習に通っていました。感想を尋ねると、車代を払わなくてよいのでとても助かったとの声のほか、ガソリンを使う必要がなく、環境にも良い上に、健康にもいいとの声がありました。しかし、中には自転車に乗れないという学生も・・・。
寮では食事も提供されます。多くの学生が、実家より食事の内容が豊かで量も十分に食べることができると答えていました。地方から出てきている学生の家庭の状況も窺えるような答えでした。
そして、今後の抱負については、「いい先生」になりたいとの声が全員から聞かれました。その「いい先生」とは・・・?
多くの学生が、「地域社会の中で役立つ、園児やその保護者から信頼される、モデルとなるような先生」という内容を答えてくれました。
卒業後、訓練生はそれぞれの出身県に戻って、幼稚園の教員になります。