エファジャパンのカンボジア・パートナー、SCADPの事務所を平日訪問すると、午前も午後もそれぞれ70人以上の幼児が元気に学んでいます。教えているのは、事務所で生活している年長者。幼児教育の訓練を受けたわけでもなく、経験もありません。各自の思いつきで、知っていることを教えているようです。幼児のほうも、飽きて遊びだしたり授業に集中していないのが明らかです。
このような状況を改善し、幼児教育らしくするために、プノンペンと地方から各1名をカンボジアの「子どもの家」である国立幼稚園教員養成学校に聴講生として送り始めました。2年間授業を受けても、幼稚園教員の資格は取得できませんが、教育内容や教授法の改善には役立ちます。