タトーン村小学校図書館は、自治労新潟県本部の支援を受け、2010年に首都ビエンチャン都郊外にあるタトーン村小学校の敷地内に建設されました。建設後も継続して支援していただいており、2013年からは土曜日の開館のための支援もしていただいています。
ラオスでは通常、土曜日に公共図書館は閉館していますが、社会人や村の子どもたちが図書館をより利用しやすいように、土曜開館を開始しました。図書館担当の先生たちにとっても、授業がない土曜日は図書館業務に集中できることから、館内や図書の整理が行いやすくなり、運営が改善されるという効果も出ています。ラオス国内の学校図書館の中でも、モデルケースとなっています。
8月24日(土)。同図書館を、エファジャパンのラオス事務所スタッフが訪問しました。スタッフは、図書館内で読書をしていた同小学校の卒業生で、近くの中学校に通うマニバンさん(仮名、12歳)から話を聞きました。通っている中学校にも図書室はあるそうですが、規模が小さくてあまり本がないことから、休みの日にタトーン村小学校の図書館を時々利用しているそうです。 「月に2~3回、土曜日にタトーン村小学校図書館に来ています」とマニバンさん。「本を読むのが大好きで、本からは多くの知識を得ることができます。土曜日にこの図書館が開いているので、とても感謝しています」と笑顔を見せてくれました。
エファは今後も、地域の人たちが気軽に利用できる図書館づくりをめざしていきます。
(活動国:ラオス)