2009年に支援しましたルアンパバン県ナンバク郡パクモン村と2010年に支援しましたルアンパバン郡パコム村を視察しました。
パクモン村では、同敷地内にある幼稚園の生徒が先生に連れられて来て頻繁に利用しており、週に数回夜間も開館し村人が利用できるようにしています。幼稚園・小学校の全校生徒は313名で、図書館利用者は9月ー12月には月平均272名(内女性106名/内90%は子ども)でした。週1-2回読書推進活動・絵画活動などを行っており、子ども達はUNODC(国連薬物犯罪事務所)の薬物リハビリセンターで作られた木のアルファベットおもちゃで遊んだり、本を読んだり思い思いに時間を過ごしていました。パクモン村コミュニティ図書館では、周辺の3箇村の子ども達・村人達も利用しています。
子ども達に人気があるのは短編の物語で、大人に人気があるのは歴史・文化・農業・英語・ベトナム語の本です。
現在、校長先生が図書館専任となっており、その他の先生方は担任のクラスがあって校長先生が不在の際は図書館を開館できないため、郡教育局に図書館専任の先生を追加して欲しいと要請しています。
パコム村では、11月に譲渡式典をし、12月から開館しております。12月には61名の利用者がありました。小学3-5年生の生徒達は15名ごとのグループに分かれて本を読みに図書館へ来ますが、1-2年生はまだ自分で読めないため、担任の先生が本を借りて読み聞かせています。図書館は月曜日から金曜日の午前8時から午後4時まで開館しています。子ども達が好きな本は絵本や短編小説、大人たちには文化・仏教に関する本が人気です。
fromラオス事務所