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2007.08.27 更新

ラオス出張報告(海外事業 高山)

海外事業担当の高山です。カンボジア・ラオス・ベトナム出張から帰国しました。

カンボジアとラオスの一部は事務局長の大島ともに出張をいたしました。関係者の皆様、お世話になった皆様、この場を借りまして御礼申し上げます(出張の詳細につきましては、8月23日付の大島のニュースブログをご参照ください)。

ラオスでは駐在員の中村とともに、首都ヴィエンチャンから車で5時間ほど離れたカムワン県タケークにある子ども文化センター(CCC)を訪問しました。農村の中の小さなセンターには電気も無く、壁や屋根の一部が破損している状態です。空が雨雲に覆われると昼間でも暗くあちこちで雨漏りがはじまります。それでも、子どもたちや、ボランティアの青年、職員達は熱心に活動を続けています。講師の方の指導のもとに子ども達はお絵かきや読書に励み、別の部屋ではボランティアの青年が伝統楽器の演奏を指導し、また激しい雨漏りにも負けずに子ども達は伝統的な歌や踊りを私達に披露してくれました。

CCC訪問の後は、ここに通っている子ども達の家庭訪問を行いました。どの家庭でも、「CCCに通うようになってから子ども達が自国の伝統文化を学んだり学校以外に課外活動を楽しんだりする機会に恵まれ、また社会性や常識も備わるようになり非常に嬉しい」とその存在を高く評価していました。

エファジャパンはカムワン県とシェンクワン県の二つのCCCの支援をこの冬に開始する予定です。支援内容は主に屋根の修繕や電気工事、活動に必要な道具、過疎地への読書推進活動、職員・講師の啓発および研修などを予定しております。地域の全ての子ども達が誰でも平等に活動に参加し、伝統文化の承継とともに社会性や個々が持つ様々な能力を伸ばしていけるような活発なセンターになるように、地域の行政と協力して支援を展開していきたいと思います。

また、ヴィエンチャン市立図書館の多目的ホールでは、自治労東京都本部の皆様によるペープサート研修を見学いたしました。この研修には毎年多くのCCCの職員が参加し、カムワン県のCCCからも職員が参加していました。皆さんがあまりに熱心だったので声をかけるのを控えましたが、この冬の支援開始後にはカムワンやシェンクワンでもこの研修の成果が生かされ、子ども達がペープサートを楽しんでくれることと思います。東京都本部の皆様、SVAラオスの皆様、関係者の皆様、お疲れ様でした。