日本で「子どもの日」というと5月5日ですが、ラオスなど6月1日を「子どもの日」として祝う国もたくさんあります。ラオスでは、この時期になると各地で「子どもの日」を祝うイベントが行われます。エファジャパンも5月29日、5月31日、6月1日にエファジャパンと関係の深い学校や図書館から「子どもの日」を祝うイベントに招待されて行ってきました。
5月29日は、ヴィエンチャン都中心部から約40km離れたドンサンパイ村小学校に行ってきました。そこでは、環境保全をテーマにした演劇やパパヤサラダコンテスト、植林などが行われ笑いの絶えないイベントが行われていました。ドンサンパイ村はヴィエンチャン都中心部と比べ決して豊かとはいえない環境の中で、今有る物を使い創意工夫して自分たちのイベントを盛り上げていました。
また、ドンサンパイ村小学校には、学校からの要望を受けたエファジャパンが個人の方々のご支援を得て、ヴィエンチャン都にあるNGOとの協力の下、設置したお手洗いがあります。今回の訪問では、お手洗いの壁が先生やボランティアの村人たちによって明るく彩られていました。そしてその効果もあってか、お手洗いの中はというと、他の学校のお手洗いと比べても、とても綺麗!に使われていました。
5月31日には、ラオス国立図書館の「子どもの日」のイベントに招待されました。そこでは、劇の催しが行われました。今回催された劇は、台本や演じ方を自治労の方々から以前教わった劇です。「この劇は自治労の方々から教えて頂いた劇です。それまでラオスでは、このような劇の催しはありませんでした。今回は、この劇を指導してくださった自治労の方々に感謝の気持ちを込めて演じました」とラオス国立図書館の職員の方は語ってくださいました。
6月1日には、ヴィエンチャン市立図書館でイベントが開催されました。会場となった多目的ホールには一杯になるくらいの子ども達が集まり、華やかな踊りやゲームがまさに大盛況といった感じで行われました。踊りの時には会場は和やかな雰囲気に包まれ、一転ゲームの時には、子ども達が身を乗り出し見て歓声に包まれました。参加した子ども達全員にちょっとしたプレゼントも配られ、子ども達は嬉しそうに会場を後にしました。
3つの会場に共通していたのは、子ども達が皆素朴で元気がとても良いことでした。楽しそうな子ども達を見ていると、見ている側の心も洗われ、これらの子ども達のためにも頑張らなければと感じさせてくれる催しでした。 (活動国ラオスより)