現在、ベトナム出張中の崎川がハイフォンでエファジャパンが支援している2つの障がい児教室を訪問しました。
最初に訪れた村にある障がい児教室では、子ども達にエファジャパンの支援により購入した制服を着て太鼓を叩きながら出迎えてもらいました。エファジャパンの支援により、以前はできなかった活動もできるようになり、子どもたちは新たなことにチャレンジする意欲を増したようです。ここでは人民委員会(行政機関)の事務所の一室を使って活動を行っています。子ども達はみんな歌が好きで、歌を何曲も披露してもらいました。また、子ども達は先生からの質問に対し、元気に明るく、受け答えをしていました。好きなことを尋ねると、男の子はサッカーやバトミントン、女の子は絵描きや歌を歌うこと、学校に行っている子ども達は学校に行くのが楽しいと答えてくれました。
もう一つの村では、小学校の障がい児教室で行われている授業を参観させてもらいました。この小学校では508人中22人の子ども達が2つの障がい児学級で学んでいます。この他にも学校で学ぶことのできない障がい児がいるそうです。子ども達は、エファジャパンの支援で購入した文房具や備品で学んでおり、学習環境も以前と比べ良くなったようです。ただ、先生たちは必ずしも障がい児教育についての十分な専門的訓練を受けておらず、子ども達の年齢や障害の程度も違うことから、教えるのが難しいとのことでした。この障がい児教室のある村の人民委員会の主席からは、これまでのエファジャパンの支援に感謝の言葉を頂くとともに、熱心に今後の障がい児支援の重要性について説いてくださいました。
ベトナムでは、障がいを持った子ども達は地域社会に溶け込むことが難しいことから、今後障がい児教室での活動を通して、子ども達に地域社会の一員として生活できるようエファジャパンとして何ができるかを考えさせられました。