ハイフォン市のダイバン村障がい児クラブとホアビン村障がい児クラブで障がい児の保護者を対象としたピアカウンセリング(同じ障がいを持つ、または同じ立場にいる人たちがお互いの思いや経験を共有し行うカウンセリング)を実施しました。両クラブでは今年3回目のピアカウンセリングの実施となります。ピアカウンセラー(ピアカウンセリングを進行する人)として、ハイフォン市内で家具や手工芸品を製造する作業所で所長を務めるハウ氏を招聘し、生活の中で直面している大変な事ことについて悩みや思いを共有しました。
回数を重ねるごとに保護者による発言の回数も増えてきており、以前は各参加者がピアカウンセラーの質問に答える、或いはピアカウンセラーとだけ会話をしていたのが、今回は保護者同士で「あなたの家庭のケースはそうであるが、私の家庭のケースではこうだ」と互いに対話する場面が見られるようになってきました。ピアカウンセリングに参加して、普段は出せない思いを表に出して泣いてしまう参加者も見られますが、同じ境遇にいる人と話し合える良い機会として毎回参加してくれる保護者もいます。
(活動地:ベトナム ハイフォン市)