1999年に自治労栃木県本部に設置された「アジア子どもの家奨学金基金」では、支援金をベトナムの銀行口座に預金し、金利から得られる利息を奨学金として、毎年ハイフォン市の困難な状況にある子ども達に支給しています(現在のベトナムの銀行では、ベトナムの通貨ドンの預金金利は大体8%)。
今年も中秋節に合わせて、ハイフォン市児童保護基金により開催された子ども達への祝賀イベントの中で、「アジア子どもの家奨学金基金」から家庭的・経済的に困難な状況にあるにも関わらず、優秀な学業成績を収めている子ども達に奨学金が支給されました。
今年は、会場に来た奨学生と距離的に遠く会場に来ることのできなかった奨学生計70人に70万ドン(約3,500円)の奨学金と10万ドン(約500円)分のギフトが手渡されます。
貧富の格差が広がっているハイフォン市で、家庭の経済格差が子どもの教育格差に繋がらないよう、本基金が子ども達の勉強のサポートに少しでもなればと思います。 (活動地ハイフォン市より)