自治労栃木県本部により1999年に設置された「アジア子どもの家奨学金基金」では、設置以来毎年、ハイフォン市の困難な状況下にある子ども達に奨学金を支給しています。
今年も9月19日の中秋節に先立って9月17日に、子ども達のための祝賀イベントの一環としてハイフォン市で奨学金の授与式が開かれました(中秋節は旧暦の8月15日に当たり、ベトナムでは子ども達のお祭りの日として祝われ、学校も休みになります)。
奨学金の授与式は、ハイフォン市児童保護基金の主催で開かれ、ハイフォン市の困難な状況下にある子ども達を支援している国内外の企業や社会団体が出席しました。
授与式では296人の子ども達が出席し、その内「アジア子どもの家奨学金基金」からは、54人に奨学金70万ドン(約3,500円)と10万ドン(約500円)分のギフトが支給されました。自宅から式典会場まで遠く出席できなかった46人の本基金の奨学生には、後日各地域の学校から個別に奨学金とギフトが手渡されます。
「アジア子どもの家奨学金基金」では、困難な状況下にあるにも関わらず優秀な成績を収めている子ども達を選んで、奨学金を支給しています。本基金では奨学金の支給を通じて、そのような子ども達の学ぶ権利の実現を今後もサポートし続けて行く予定です。 (活動地ハイフォン市より)