ラオスの南東に位置するカムワン県の少数民族学校は、貧困や両親がいない等の理由で自立して学校に通えない中高生の子ども達413人が生活しながら学ぶ全寮制の学校です。過去には、自治労大分県本部から揚水ポンプ設置のご支援を頂いた他、書き損じハガキによる支援で2010年度には防寒具や日用品を、2011年度には文房具を支援しました。
カムワン県少数民族学校はラオス政府により運営されていますが、政府の財政不足のため必要経費を最小限に切り詰めて運営を行っている状態です。新しい物を設置したり、新しい活動を始める場合は、外部からの支援があった時のみに実施しているのが現状です。
今回、エファジャパンは自治労九州地連のご支援により、トイレ部屋2室(男女別)と、体を洗うための水浴び用部屋2室(男女別)、計4室からなる小屋を設置しました。カムワン県少数民族学校は全寮制の学校で常時多くの子ども達が学校の敷地内にいる一方で、生活環境は整備されているとは言えず、特にトイレや体を洗う場所が慢性的に不足しています。今回の設置により、子ども達の生活環境が改善されることが期待されます。
設置式に当たっては、カムワン県少数民族学校から自治労九州地連宛てに感謝状が贈られました。 (活動国ラオスより)