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エファ通信207号
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皆様
11月に入り、世界的に、そして日本国内でも、新型コロナウイ
ルス感染症の感染拡大が進んでいます。気温が低くなり屋内の
換気率が下がったこと、湿度の低下がウイルスの活動の好条件
になっていることが、その原因であると言われています。また、
日本では政府の様々な政策により、人の移動が盛んになってい
ることも拡大の一因になっているのではないかと指摘する専門
家もいます。いずれにせよ、原因を分析し、拡大を食い止める
方策を組み立てることが今、何にも増して、求められています。
命を守るために、為政者が、そして一人一人の個人が、何をす
るべきなのかを、改めて冷静に考える時が来ています。
皆様のご健康とご多幸を、事務局一同、心より願っております。
2020年11月の「エファ通信」をお届けします。
(味)
■■ 目次 ■■
○お知らせ○
・新型コロナウイルス感染症拡大に伴なう事務局体制について
・2021年版書き損じハガキ等募集ポスターが完成しました
○主な動き○
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告
・カンボジア活動報告
○ちょこっトピック○
・コロナ禍の子どもたち
○寄付情報○
○会員情報○
◆◆◆ お知らせ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆�◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆ 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う事務局体制について
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11月に入り、新型コロナウイルス感染症の拡大が再び危惧
される状況が続いています。そのため10月のエファ通信でお
伝えした事務局体制を、今後も継続していきます。
基本的にスタッフは交代で、今後も在宅勤務を取り入れま
す。また「エファボラデー」は、今後もしばらく中止とさせ
ていただきます。
状況の変化により、この措置を変更する際は、改めて皆様
にお知らせいたします。ご不便をおかけいたしますが、ご理
解の程、何卒よろしくお願いいたします。
〇関連情報・写真
・【エファジャパン】10月以降の事務局勤務体制について
https://www.efa-japan.org/?p=13904
◆ 2021年版書き損じハガキ等募集ポスターが完成しました
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年末年始が近づいて来たこの時期恒例の、新ポスターが完
成しました。
今年は「書き損じハガキ」、「古本募金」に加え、新たに
お願いをはじめました「使用済み切手」のご案内もしていま
す。自治労の各都道府県本部や単位組合、また国内各地のボ
ランティアセンター、国際交流協会の皆様に順次お送りいた
しますので、掲示していただければ幸いです。仲間内やサー
クル、学校などでご使用になる場合は、ポスターをお送りい
たします。エファ事務局(電話:03-3263-0337)までご連絡
ください。(数に限りがございます。)
年末年始を迎える時期、書き間違えてしまった年賀状や、
大掃除で出た古本等、身近なもので国際協力をしてみません
か。皆様のご協力をお待ちしています。
〇関連情報・写真
・【エファジャパン】2021年版ポスターが完成しました
https://www.efa-japan.org/?p=13968
▼▼▼ 活動報告 ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
◆ ベトナム活動報告
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エファが支援してきたベトナム・ハイフォン市で、障害者
の自立生活運動を行う「ハイフォン市生活独立クラブ」のメ
ンバーであり自身も下肢に障害を持つホアさんから先週末、
最新情報が届きました。
ベトナムでは当初から、新型コロナウイルス感染症のコン
トロールが比較的効果的にできており、世界的にも高い評価
を得てきました。現在までに、累計1,316名の陽性者が確認
され、35名の方々が亡くなっています。(データはWHO:世
界保健機関より。2020年11月24日現在)入国制限が緩和さ
れたことを受け、日本で看護師や介護福祉士として働くこと
をめざすベトナム人64人が11月9日に日本に到着していま
す。
ホアさんは、「ベトナムでは今のところ、大きな新たな感
染拡大の波は来ていません。基本的に安全です。陽性者が確
認されることもありますが、全員が他の国から来て隔離され
ている人々です。日本国内の感染拡大を心配しています」と、
ハイフォン市内の写真とともにメッセージを送ってくれまし
た。
各国の状況は様々違いますが、感染が広がっている日本国
内にいる私たちは、これまで支援してきた国々から、多くの
ことを学ぶべき時なのではないでしょうか。一方的ではない、
真の意味での「国際協力」について考える必要があると感じ
ています。
〇関連情報・写真・動画
・【ベトナム】ハイフォン市の最新情報が届きました
https://www.efa-japan.org/?p=13975
◆ ラオス活動報告
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ラオスでの新型コロナウイルス感染症の陽性者は、11月24
日現在までに累計で25名が確認されています(データはWHO
:世界保健機関より)。ここ数か月は海外からの入国者を中
心とした散発的な新規陽性者しか確認されていないことから、
国内の学校は9月以降、通常通り授業を行っています。
新学年度の開始に当たる9月以降、エファは支援する学校
の図書室や図書館に対して、新しい図書などの寄贈を実施し
ています。(図書室は校舎内の教室を利用した図書専用の施
設で、図書館は校舎とは別の建物の図書専用の施設です。)
首都ビエンチャンの中心地より約15kmの距離にあるタトー
ン村小学校の図書館は、2010年に自治労新潟県本部のご支
援で建設されました。その後も継続的に同県本部にはご支援
をいただいていて、今年も9月に180冊の新しい図書を寄贈
しました。
また、自治労東海地区連絡協議会(自治労東海地連)のご
支援により2015年に校舎が建設された、サワンナケート県に
あるナーハンケー村小学校の図書室には10月に、図書174冊
、本棚2組、そして図書室に必要な文房具一式を寄贈しまし
た。サワンナケート県は首都から約530km南東に位置し、同
村は県の中心地からさらに約135km離れた高地にあります。
どちらの学校にも、エファの現地スタッフ、ソンパンが寄贈
品を届けました。
下記の「関連情報・写真・動画」のURLでは、各学校の児
童や教員の声など、さらに詳しい報告をご覧になることがで
きます。(9月と10月のエファ通信でご報告した、自治労広
島県本部と自治労青森県本部からのご支援の報告のURLも掲
載させていただきました。併せてご覧いただければ幸いです。)
〇関連情報・写真・動画
・【ラオス】自治労新潟県本部のご支援で
タトーン村小学校図書館に新しい本を届けました
https://www.efa-japan.org/?p=13963
・【ラオス】自治労東海地区連絡協議会のご支援で
ナーハンケー村小学校図書室に新しい本を届けました
https://www.efa-japan.org/?p=13943
・【ラオス】自治労広島県本部のご支援で
小学校の図書室がオープンしました!(続報)
https://www.efa-japan.org/?p=13872
・【ラオス】自治労青森県本部のご支援で
ドンクワイ村小学校図書館に図書等を寄贈しました
https://www.efa-japan.org/?p=13863
・【ラオス】自治労広島県本部のご支援で
小学校の図書室がオープンしました!
https://www.efa-japan.org/?p=13811
◆ カンボジア活動報告
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SCADP(Street Children Assistance and Development Pro-
gram)は、エファジャパンと2007年から協働するカンボジアの
協力団体です。代表のイム・ソカリさんがインドシナ内戦終結
前後から始めた子どもたちへの支援を、現在も行っています。
今年10月、同団体が首都プノンペンで運営する児童保護施
設で生活する子どもたちへ、鹿児島県労働者福祉協議会(鹿児
島県労福協)のご支援で、教科書や文房具、また学校の制服な
どを寄贈しました。鹿児島県労福協の皆様には、カンボジアの
子どもたちへの支援を、2012年より継続していていただいてい
ます。
同施設では、親に捨てられた子どもや両親と死別した子ども、
また貧困、虐待などの理由で親と一緒に暮らせないなどで保護
された22名の子どもたちが共同で生活しています。今年は新
型コロナウイルス感染症の影響で、段階的に再開されてきては
いますが、長期間、学校が閉鎖されていました。同感染症の影
響を様々な場面で受けている子どもたちですが、寄贈された制
服などを手にすると、満面の笑顔を見せてくれました。鹿児島
県労福協の皆様の、継続的なご支援に心より感謝いたします。
〇関連情報・写真・動画
・【カンボジア】鹿児島県労働者福祉協議会のご支援で
児童保護施設の子どもたちに制服などを寄贈しました
https://www.efa-japan.org/?p=13982
■□■ ちょこっトピック ■□■□■□■□■□■□■□■□■
◆ コロナ禍の子どもたち
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11月20日は「世界子どもの日」でした。その前日、ユニ
セフ(国連児童基金)は新型コロナウイルス感染症の影響に
ついて世界の子どもたちの最新の報告書を発表しました。
報告書によると、11月3日現在、年齢別データのある87
カ国では、20歳未満の子どもと青少年の新型コロナウイル感
染者は、これらの国で報告された2,570万人の感染者の11パ
ーセントを占めています。子どもたちの新型コロナウイルス
への感染も大きな問題です。しかし、このパンデミックによ
って重要な保健・社会サービスが中断されることによる影響
こそ、子どもたちにとって最も深刻な脅威であると報告して
います。具体的には次のようなデータが示されています。
●分析した対象国の約3分の1の国々で、定期予防接種、小
児感染症の外来ケア、妊産婦保健サービスなどの保健サービ
スの実施率が少なくとも10パーセント低下している。
●135カ国で、女性と子どものための栄養サービスの実施率
が40パーセント低下し、今年10月の時点で、2億6,500万
人の子どもが依然として学校給食のサービスを受けられてい
ない。
●今年11月時点で、30カ国にわたって続いている休校によ
って5億7,200万人の児童・生徒が影響を受けており、これ
は世界の学校に在籍する子どもの33パーセントに相当する。
●教育、保健、住居、栄養、衛生、水へのアクセスがないな
ど、様々な貧困の中で暮らす子どもの数は、パンデミック以
降、2020年半ばまでに15パーセント急増し1億5,000万人
増えたと推定されている。
ここに挙げなかった他のデータも含め、パンデミックが猛
威を振るっている現在の子どもたちは、健康や教育の機会な
ど、様々なものを失いつつあるように見えます。そして失っ
た子どもたちが成長する未来の世界に、大きな影響が出るこ
とは必至です。
今、子どもたちを守ること、子どもたちのことを考えるこ
とが、これからも世界が続く重要な鍵になる。そう感じます。
▼△▼ 寄付をいただきました ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
敬称は省略させていただきます。10月21日~11月24日確認分。
■Yahoo!ネット募金
カンボジア寺子屋教室プロジェクト
/ 11月ご入金分 計¥1,131
・合計5件
■きしゃぽん / 11月ご入金分 計 \17,107
・嵯峨野株式会社、匿名10件
※この欄へのお名前掲載についてご回答いただいていない方
は匿名として掲載させていただいています。
●●● 会員情報 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
※HPへの掲載は省略
ご寄付いただきました皆様、会員の入会、継続手続きをして
いただきました皆様、誠にありがとうございました。引き続
き温かいご支援を、よろしくお願い申し上げます。
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発行人 :伊藤道雄 / 編集担当:五味宏基