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エファ通信

2018.07.26 更新

エファ通信178号

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みなさま

6月18日の朝、大阪で震度6弱の大きな地震が発生しました。
現時点(6月28日午前11時)で、5名の方が亡くなられ、
400名以上の方々が怪我をされたという情報です。
余震が続く状況で、更に先週は、活発な梅雨前線の動きで、
大雨が降り、今週は一転、猛暑となっています。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、
怪我や家屋に被害を受けられた方々に、
心よりお見舞い申し上げます。
一日でも早く、地震発生以前の平穏な生活に、
みなさまが戻られることを、お祈りしております。

今月はエファジャパン事務局から、寂しいお知らせがあります。
エファジャパンの国内事業を担当してきました、
五十嵐職員が、今月一杯を持ちまして、退職いたします。
エファジャパンとともに歩み、会員やボランティアのみなさまの、
まさにマドンナ的な存在だった同職員の退職は、
もちろん事務局の戦力的にも大きな痛手です。
しかし今後、新たな人生のスタートを切る背中を押して、
応援したいと思っています。
後ほど、五十嵐職員よりご挨拶があります。

2018年6月の「エファ通信」をお届けします。

(味)

■■目次■■

○お知らせ○
・退職のご挨拶
・第39回自治労全国保育集会に出展します

○主な動き○
・修学旅行の中学生が訪問してくれました
・2018年度会員総会とイベントを開催しました
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告

○ちょこっトピック○
・アイスランドから学ぶ

○寄付情報○

○会員情報○

 

◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

退職のご挨拶
——————
 国内事業担当として、長らく皆様にお世話になりました五十嵐
です。
 この度、6月末日を持ちまして、エファジャパンを退職させて
いただくことになりました。この場を借りて、皆様にご挨拶を申
し上げたいと思います。
 私が入職したのは、エファが設立されて間もない2005年3月
でした。自治労からアジア子どもの家事業を引き継ぎ、エファと
してこれから発展させていこうとするにあたり、様々な業務を一
から立ち上げる必要があり、事務局スタッフで試行錯誤してきた
日々は私にとって大変貴重な経験となりました。
 時に大変なことや苦労もありましたが、振り返ると本当に沢山
の方に支えていただき、多くのことを学ばせていただきました。
また、在職期間中には2度の産休・育休をいただき、育児をしな
がら仕事をしていく中で大変なこともありましたが、事務局スタ
ッフや支援者の皆様に支えていただき、今日まで仕事を進めてく
ることができました。
 皆様に支えていただき、応援いただきながら、エファの成長と
ともに13年間歩んで来られたことは、本当に幸せな時間だったと
心から感謝いたしております。
 7月からは国内の子どもたちに関わる仕事に就く予定です。関
わる現場は変わりますが、子どもたちが生きる力を存分に発揮し、
子どもの権利が実現される社会をめざし、これからも自分ができ
ることに一歩一歩取り組んでまいりたいと思います。
 また、私も会員として、これからもエファの活動を応援してい
く予定です。
 最後になりますが、これまで大変お世話になり、見守ってくだ
さった皆様に心から感謝申し上げます。本当にありがとうござい
ました。
– 五十嵐 香織

第39回自治労全国保育集会に出展します
——————————————
 エファジャパンは、7月27日(金)~29日(日)まで、大阪
市の「大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)」で開催され
る「第39回自治労全国保育集会」に、ブースを出展いたします。
 開催期間中はブースにて、パネルを展示してエファジャパン
の活動紹介をするほか、エファグッズの販売なども行なう予定で
す。同集会に参加する関係者のみなさま、是非、エファジャパン
のブースにもお立ち寄りください。お待ちしております。

 

▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

修学旅行の中学生が訪問してくれました
—————————————–
 6月1日、修学旅行の「東京都内分散学習」プログラムの一
環として、三重県桑名市立正和中学校の5名の3年生のみなさ
んが、エファジャパン事務局を訪問してくれました。
 一行は始めに自己紹介をした後、エファジャパンの紹介ビデ
オを見ました。その後スタッフからエファジャパンの活動の説
明を受け、更に「子どもの権利条約」や「SDG’s」について
の話を聞きました。様々な話の後、事前にいただいていた「エ
ファジャパンの『エファ』とはどういう意味ですか?」「子ども
の権利条約に入っていない国はあるのですか?」などの質問事
項にスタッフが答えた後、まとめの感想文を書いていただきま
した。「日本ではあたりまえのことがそうでない国もあり、そ
れを支援する活動はとても大切だと思いました」「世界中から
一人でも困っている人たちが少なくなって欲しいと思いました」
「書き損じハガキや古本を送ることで国際協力が出来ることを
はじめて知りました」など、様々な感想を残してくれました。
最後に、エファジャパンがイベントなどで行なっている、「エ
ファジャパンクイズ」に挑戦。全問正解とはいきませんでした
が、皆で話し合って答えてくれました。正和中学校の皆さん、
お疲れ様でした!

 エファジャパンでは小学生や中学生などの受け入れ授業を行
なっております。時期などにより実施が難しいこともあります
が、興味のある方は事務局までお問い合わせください。

〇関連情報・写真
・三重県桑名市立正和中学校のみなさんが訪問してくれました
 https://www.efa-japan.org/?p=12542

2018年度会員総会とイベントを開催しました
———————————————-
 エファジャパンは、6月9日に2018年度会員総会を開催し
ました。冒頭、エファジャパンの伊藤道雄理事長から、「労
働組合や会員をはじめとする多くのみなさまのご協力を、今
後ともお願いします」との挨拶があり開会。2017年度の事業
報告・決算報告と改選される2名の監査役が満場一致で承認
可決、その後、エファジャパンの新しい役員体制と2018年度
の事業計画・予算が報告されました。
 総会後には、イベント、「神戸金史×エファジャパン」(神
戸金史さん講演会)を開催しました。放送記者である神戸金
史さん(RKB毎日放送=福岡市・東京報道部長)が、自閉
症児の父、また同時に取材者として長年経験してきた様々な
こと、現在進行形で取り組んでいることなどをお話しいただ
きました。
 会員総会、イベントともに多くのみなさまにご参加いただ
き、大変ありがとうございました。今後もエファジャパンで
は、みなさまに活動を知っていただけるイベントなどを企画
していこうと考えています。みなさま、ご意見、ご要望など
ございましたら、お送りください。お待ちしています。

〇関連情報・写真
・「神戸金史×エファジャパン」にご参加くださった皆様
              ありがとうございました!
 https://www.efa-japan.org/?p=12553

ベトナム活動報告
———————
 日本では子どもの日は5月5日ですが、世界の多くの国で
は1925年にジュネーブで開かれた「子どもの福祉世界会議」
で「国際子どもの日」として制定された6月1日を、子ども
の日として祝っています。ベトナムでも6月1日が子どもの
日とされており、子ども関連の施設では、様々なイベントが
開催されます。エファジャパンがハイフォン市で支援してい
る7つの障がい児クラブでも子どもの日を祝うイベントを開
催しました。
各障がい児クラブでは、障がい児とその保護者も集まり、
歌やゲームをして楽しみました。普段は資金面で障がい児ク
ラブの活動をサポートすることが難しい地元の行政機関も、
この日は子どもたちへのお土産を準備してくれました。子ど
もたちは、エファジャパンや地元の行政機関が準備した生活
用品やお菓子の入ったお土産を受け取り帰宅の途に着きまし
た。

〇関連情報・写真
・エファジャパンの支援地で子どもの日のイベントを開催
 https://www.efa-japan.org/?p=12524

ラオス活動報告
———————
ベトナムと同じく、ラオスでも6月1日が子どもの日とさ
れています。ラオスではエファジャパンが活動を支援してい
るラオス中央子ども文化センター、ラオス国立図書館、ビエ
ンチャン都立図書館でのイベントの開催を支援しました。
各会場には、周辺の小学生が集まり、伝統舞踊を披露した
後、紙芝居の読み聞かせやゲームをしました。これらの子ど
も文化センターと図書館では、子どもの日のイベントが1年
で子どもたちが最も多く集まり、賑わいます。イベントの間、
会場は熱気を帯び、絶えず子どもたちの歓声に包まれていま
した。最後に子どもたちはお菓子のお土産も受け取り、笑顔
でイベント会場を後にしました。

 

■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□

アイスランドから学ぶ
————————-
 熱戦が繰り広げられているサッカー・ワールドカップのロ
シア大会。日本代表も、戦前の大方の予想を覆す、素晴らし
い戦いを続けています。日本がどこまで勝ち進むかももちろ
ん大注目ですが、今回は別の国のお話しを一つ。
 決勝トーナメント進出はなりませんでしたが、グループリ
ーグ初戦で強豪国のフランスと引き分け注目を浴びた、初出
場のアイスランド。試合前の「バイキング・クラップ」は、
ラグビーの強豪国・ニュージーランドの試合前の「ハカ・ダ
ンス」のサッカー版のようで、こちらも話題となりました。
同国の人口は約33万人。東京都の新宿区と同じくらいと聞き、
非常に驚きました。
 サッカーに関しては、2010年のFIFAランキングでは、112
位でしたが、現在(ロシアワールドカップ開催前)は、何と、
22位にランクされています。
 北緯60度以上の高緯度にある同国ですが、意外にも冬季
の積雪はそれほどでもないそうです。それでも寒さは厳しく、
サッカーは夏の間にしかできないスポーツでした。しかし同
国は、1990年代後半から国家プロジェクトとして冬でもサッ
カーができるインドアの競技場を国内各地に建設、更に指導
者の資格取得のシステムも整備して、子どもたちが冬の間も
サッカーができるような環境を整えていきました。
 何故このような国家レベルのプロジェクトが立ち上げられ
たのか?理由は未成年者の飲酒率、喫煙率の高さにあったそ
うです。1998年に「Youth In Iceland」(アイスランドの若
者)という国家計画が始動します。これは、同国内の若者た
ちの薬物使用防止計画でした。法整備や家族や大人たちを巻
き込んでの啓蒙戦略などと共に、アイスランド政府は子ども
たちに、スポーツや芸術などに積極的にアクセス出来るよう
なインフラやプロジェクトの整備などに莫大な資金を注ぎ込
んだのです。その結果、現在ヨーロッパでは、未成年者の喫
煙率、飲酒率ともに最低のレベルまで改善、おまけにサッカ
ーのランキングまで上昇し、ワールドカップ出場にまで躍進
を遂げたのです。
 スポーツとは教育である、ということが非常によく分かり
ます。日本ではスポーツを巡る様々な問題が、今年は続出し
ています。アイスランドから多くの事を学びたいものです。

 

▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

 敬称略。2018年5月29日~6月27日確認分 

一般寄付 計¥3,530
・大島康治、韮崎市職員労働組合

カンボジア 計¥3,860
・yahoo募金

きしゃぽん 計¥77,622
・米澤修司、大河真由美、田村美都子、株式会社アグレックス
 嵯峨野株式会社、匿名7名

※この欄へのお名前掲載についてご回答いただいていない方は
 匿名として掲載させていただいています。

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

※HPへの掲載は省略 

ご寄付いただきましたみなさま、
新規入会、会員継続手続きをしていただきましたみなさま、
大変ありがとうございました。
引き続きあたたかいご支援を、よろしくお願い申し上げます。

 

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