エファジャパン

エファパートナーになる

エファ通信

2017.10.26 更新

エファ通信169号

Efa************************************************************
                    エファ通信169号
**********************************************************japan

みなさま

 今年も秋分が過ぎ、彼岸花の艶やかな赤い花が澄み渡った青空と
見事なコントラストを描く季節となりました。お元気にお過ごしでしょうか?

 8月下旬から続いた北朝鮮からのミサイル発射、日本列島を文字通り横断した台風18号、
そして突然降ってわいたような衆院の解散総選挙…季節が落ち着いた深まりを見せてくる
一方で、この一か月はめまぐるしく様々なことが起こったような気がします。

 エファジャパンでは10月より年度の後半戦がはじまります。
会員・パートナーのみなさま、自治労組合員のみなさま、
いつも応援していただいています、ボランティアやサポーターのみなさま、
多くに方々に感謝しつつ、みなさまと支援地の子ども達の大切な橋渡し役になれるよう、
今年度の後半も活動に取り組んで行く所存です。
 引き続きみなさまのご理解とあたたかいご支援、何卒よろしくお願いいたします。

 最後になりましたが、エファジャパンに長らくご支援とご理解をくださっていた、
元東京都本部委員長の本郷眞一様がご逝去されましたことに、心よりお悔やみ申し上げます。

 みなさまのご健康とご活躍、そして素晴らしい秋を過ごされることをお祈りしております。
 2017年9月のエファ通信をお送りします。

(味)

 

■■目次■■

○お知らせ○
・「グローバルフェスタJAPAN2017」に遊びに来ませんか?

○主な動き○
・「自治労第90回定期大会」にブースを出展しました
・事務局長よりカンボジア出張報告
・ラオス活動報告
・カンボジア活動報告

○ちょこっトピック○
・ロヒンギャ問題を想う

○寄付情報○

○会員情報○

 

◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「グローバルフェスタJAPAN2017」に遊びに来ませんか?
—————————————————————-
 先月もお知らせしましたが、エファジャパンは今年、「グロー
バルフェスタJAPAN2017」にブースを出展します。「国際協力の
日」(10月6日)を記念し開催される「グローバルフェスタJAPAN」
は、国際協力活動を行う政府機関や、NGO、企業などが一同に会す
る国内最大級のイベントで、本年の開催で27回目となります。
 今年は、9月30日(土)、10月1日(日)の二日間にわたって、
東京都江東区青海1-2の「お台場センタープロムナード」にて開か
れます。

詳細はこちらのURLでご確認ください。
http://gfjapan2017.jp/

 エファジャパンでは、活動を紹介するパネル展示とエファグッ
ズの販売をする予定でいます。エファジャパンのホームページか
らもエファグッズはご購入できますが、実際に商品をご覧になっ
てみてください!また、エファジャパンが支援活動を行なってい
る、ベトナム・ラオス・カンボジアに関する「エファジャパン・
クイズ」を随時行ないます。参加していただいた方みなさんに、
エファジャパンオリジナルカードを差し上げます!
 それでは、お台場でお待ちしています!

 

▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

「自治労第90回定期大会」にブースを出展しました
———————————————————
 8月28日から30日まで新潟市の朱鷺メッセで開催された自治
労第90回定期大会にブースを出展し、カンボジアの障がい者支
援団体から入荷したスカーフ、ポシェットなどのシルク・コッ
トン雑貨、ラオスの貧困家庭を支援する団体のキーホルダー、
ベトナムの障がいを持つ人々が制作した巾着袋を販売しました。
 また会場では、8月より新事務局長に就任した島村が会員・
支援者の皆様にご挨拶をさせていただきました。
 今年はブースの場所が本大会会場と少し離れていたため例年
よりはブースへの人の流れが少なかったものの、植本副理事長
の応援もあり、グッズの売り上げは78,200円、募金箱寄付は
2,081円となりました。お立ち寄りくださった皆様、どうもあり
がとうございました。

○関連情報・写真
https://www.efa-japan.org/?p=11811

 

事務局長よりカンボジア出張報告
————————————–
 9月4日から10日間の日程でカンボジアに行って参りました。
今回訪問したイエン村は、元々居住していた少数民族とその後
に移住したクメール族が共存する村で、現世代ではかなりの数
の住民が混血だということです。工事中の架橋までは4WDの自
動車で移動、その後ボート、トラクターと乗り継ぎました。
 エファジャパンがカンボジアの市民団体・SCADPを通じて支
援している寺小屋教室は、これまでは1~2年生クラス、3~4年
生クラスの2クラス編成でしたが、10月からの新学期には5年生
クラスを開始する予定で、私たちがこの村を訪問した際には、
すでにプレ授業が行われていました。5年生を担当する新しい
先生は、イエン村出身で、郡都にある高校を卒業したそうです。
イエン村から郡都までは、車で1時間ほど離れているため、親
戚の家に下宿して高校に通っていたとのことでした。故郷で暮
らす子ども達に勉強を教えられることに喜びを感じているとの
ことでした。お盆(9月末)明けよりSCADPプレアビヒア児童保
護施設で、Trainer of Teachersであるオゥン先生による研修に
参加し教授法を学ぶ予定です。

○関連情報・写真
http://efa-japan-staffblog.seesaa.net/article/453599008.html

 

ラオス活動報告
——————-
 ドンクワイ村コミュニティ図書館は、自治労青森県本部のご
支援により2013年12月にヴィエンチャン都郊外のドンクワイ村
小学校の敷地内に建設されました。建設後も、自治労青森県本
部には、毎年、本や図書館管理のための文房具を支援いただい
ています。今回は9月4日のラオスの新学年度開始に合わせて、
新しい本157冊と文房具一式を寄贈していただきました。
 現在、ドンクワイ村小学校図書館には図書館専任の教師が1
名おり、終日図書館は開館しています。図書館の壁には生徒た
ちが描いた絵や製作した装飾品が掲示されており、以前よりも
図書館内が明るい感じになっていました。
 図書館担当教師クワン先生は、「生徒たちは本を読むのをと
ても楽しんでいます。年少の生徒たちはまだ本を読めませんが、
カラフルな絵を見たり、私が本を読むのを聞いて楽しんでいま
す。特に年長の生徒たちは本を読むことで学習能力も向上し、
授業で習ったことを調べることもあります」と、年齢によって
様々な図書館の活用法があること、そして図書館の重要性を話
してくれました。

○関連情報・写真
https://www.efa-japan.org/?p=11795

 

カンボジア活動報告
————————
 9月12日、自治労福岡県本部・ユース部の皆さんがカンボジア
の首都プノンペンの隣県カンダールの村で同県本部にご支援を
いただいている非公式教育の現場を訪問されました。
 この村には幼稚園がなく3歳~6歳の子どもは幼稚園教育の場
として、村の小学校に通っている子どもは学校の補完教育の場
として、ここで学習や遊戯を行なっています。自治労福岡県本
部には2015年~2017年の予定でご支援をいただいており、これ
まで備品や教材の寄贈、学習場所の屋根・床コンクリートの設
置を行ないました。今年は外遊具の設置や教材を寄贈しました。
 視察後は、プノンペン市内の児童保護施設に移動し、子ども
達が披露した伝統舞踊を見られた後、「大きなかぶ」を演じ、
子ども達との交流を楽しみました。

○関連情報・写真
https://www.efa-japan.org/?p=11896

 

■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□

ロヒンギャ問題を想う
————————–
 8月下旬より、ミャンマー西部のラカイン州から大量の難民が
生まれています。難民となっているのは、同州を中心に暮らして
いる「ロヒンギャ」と呼ばれる人達です。ロヒンギャはミャンマ
ー国内の少数派であるイスラム教徒です。国民の90%以上が仏教
徒であるミャンマーでは古くから差別的扱いを受け、特に仏教過
激派集団の標的にされてきました。
 ロヒンギャの武装勢力とミャンマー政府の治安部隊の衝突を受
け、9月下旬現在、州内のロヒンギャ100万人のうち40万人以上
が難民になったと言われています。59の村が焼き討ちにあい、死
者は400人以上とされていますが、1000人超との情報もあります。
最も憂慮すべきは、難民の8割近くが女性と子どもと言われて
いる点です。イラクやシリア、アフリカ各地での内戦や紛争が起
こるたびに、一番被害を受けるのは女性や子どもなど、社会的に
弱い立場にいる人々と言われてきました。過去の戦争や紛争をみ
ても、この構図は不変だと感じます。また、どの宗教も本来は人
々の幸福をめざすものであるはずです。しかし、人類は宗教の違
いを巡って、多くの争いを続けて来ています。
 僕はただ単純に思います。宗教や国家やイデオロギーなどより、
人の命がこの地球上で一番大切なのではないか、と。19世紀頃か
ら続く、仏教徒とロヒンギャの反目。全面的な解決には多くの時
間が必要だと思いますが、まずは目の前で多くの人達が人道的に
過酷な状況に陥る現状を、急いで終わらせなければなりません。
一刻も早くこの問題を解決するため、人類の優しさと聡明さが今
こそ必要だと思います。
 青臭いでしょうか、こんな想い?

 

▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

2017年8月22日~9月25日確認分

一般寄付 計¥2,000
・個人1人
カンボジア 計¥1,596
・Yahoo!ネット募金
きしゃぽん 計¥33,001
・個人5人
・団体2

●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

※HPへの掲載は省略

 

****************************************************************
特定非営利活動法人エファジャパン メールマガジン「エファ通信」
〒102-0074 千代田区九段南3-2-2 九段宝生ビル3F
Tel: 03-3263-0337
E-mail: info@efa-japan.org
URL: https://www.efa-japan.org
Facebook: https://www.facebook.com/efajapan.org

発行人: 伊藤道雄/編集担当: 五味宏基