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エファ通信159号
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みなさま
福島沖でまた地震がありました。
この原稿を書いている22日(火)の時点では
被害はけが人数人ということでしたが、
その後大きく拡大していないことを願っています。
特に2011年にも被災された方々の中には、
当時の記憶が蘇り一層心を痛めた方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
みなさまのご無事と、被害が最小限で止まること、
そして安心できる日々の生活が早く戻りますことを
心よりお祈りしております。
さて、今年も残すところあと1か月ほどになりました。
みなさん年賀状の準備は進んでいますか?
もう若い世代では年賀状という習慣は存在しないと言われますが
だいたいどのあたりの年齢が境目になるんでしょうね。
年賀状世代の私の宛先には、メールやSNSでは近すぎる、
「年1回のハガキ」が丁度良い距離の相手が少なからずいます。
年賀状がなければ完全に音信が途切れてしまうのは確実で、
それでは寂しいのでやはり今年も頑張って作らないといけません。
そして、書き損じたり余った年賀状はエファジャパンへ。
みなさまもご協力のほど、ぜひお願いいたします。
(宮)
■■目次■■
○お知らせ○
・新事務局長就任しました
・12月上旬の会費等領収証の発行について
○主な動き○
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告
・カンボジア活動報告
○ちょこっトピック○
・10歳の少女の成長が、15年後の世界を決める
○寄付情報○
○会員情報○
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆新事務局長就任しました
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11月1日より、新事務局長として小宮由美が正式に就任しま
した。すでに支援者のみなさまには次期事務局長候補として
着任した際ご挨拶をさせていただいております。11月からは
これまでの事業を大切に育てつつ、新しい体制で新規事業も
検討し、さらにエファジャパンが大きな働きをできるよう職
員一同進めていきたいと考えております。引き続き、ご指導
ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
◆12月上旬の会費等領収証の発行について
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会員サービスを担当しております職員の海外出張に伴い、
会員、パートナーのみなさまからご入金いただきます会費等
への領収証の発行に通常より長くお時間をいただく場合がご
ざいます。11月下旬~12月上旬のご入金は12月中旬以降に領
収証をお送りする予定ですが、お急ぎの場合はエファジャパ
ン事務局までご連絡ください。なにとぞご寛容のほどお願い
申し上げます。
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
◆ベトナム活動報告
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エファジャパンは、連合愛のカンパからご支援をいただき、
2014年1月からハイフォン市にある3つの障がい児教室(ドン
クオックビン地区障がい児教室、ティエンラン町障がい児教
室、タンフォン村障がい児教室)の活動支援を行なっていま
す。11月4日には、3つの障がい児教室の各担当者がエファの
協力機関であるハイフォン市ソーシャルワークセンターに集
まり、活動の報告会を行ないました。報告会では、「1. 支
援者に活動の成果が分かるように活動内容を工夫していくこ
と」、「2. 各障がい児教室が主導して、現場のニーズに沿
った活動計画を策定・修正していくこと」、「3. 来年以降、
支援額が減額される中、活動をどのように展開していくか」
などについて話し合いました。
また、エファジャパンはハイフォン市ソーシャルワークセ
ンターと協力して、3つの町・村(ギアサー町、ドンケー町、
タンズオン村)で支援を必要とする子ども達を対象とするプ
ログラムを立ち上げています。11月11日には、タンズオン村
で子ども関連の活動に関わる地域住民や困難な状況にある子
ども達の保護者約30名を対象に講習を行ないました。講師は、
ハイフォン市ソーシャルワークセンターの職員が務め、講習
を二部に分け、第一部では子どもの権利やベトナムの児童保
護法、困難な状況にある子ども達の身体的・心理的な特徴と
対応の仕方、第二部ではベトナムの社会保障制度について解
説しました。
◆ラオス活動報告
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エファジャパンは、故・森田昭様(元都職労副中央執行委
員長)の寄付金1千万円をいただき、今後2年の間にラオスに
20箇所以上の学校図書室を設置する予定です。ラオスでは首
都ヴィエンチャン都であっても、財政不足から図書室のない
学校が多く、子ども用の本を持っている一般家庭は限られて
おり、教科書以外の本に触れる機会がほとんどない子ども達
が少なくありません。
そこで今年度はヴィエンチャン都郊外の小学校・中等学校
11校に図書室の設置を予定しており、そのための事前調査を
実施しました。事前調査は15校の小学校・中等学校で実施し、
その結果、「1.図書室を設置するための適切なスペースが
学校内に確保されている」、「2.図書室運営のため生徒達
からも少額の資金を集めることができる」、「3.図書室設
置後、図書係の生徒を配置する」などの諸条件を満たし、設
置後も図書室をきちんと運営・管理できると思われる、7校の
小学校と4校の中等学校に図書室を設置することに決めました。
この内1校は今年12月に、10校は来年2月~3月に設置予定です。
○関連情報・写真
・ヴィエンチャン都で学校図書室11箇所設置のための事前調査を実施
https://www.efa-japan.org/?p=11315
◆カンボジア活動報告
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2015年にご協力いただきました書き損じハガキの資金での
支援第一弾として、カンボジア・プレアビヒア県の国境地帯
にある児童保護施設の子ども達に制服等を贈りました。
この児童保護施設はエファジャパンのカンボジア事業パー
トナーである現地の市民団体SCADP(スキャップ)が運営して
おり、貧困や虐待など様々な理由で保護者と暮らすことので
きない子ども達が生活しています。今回は小学校~高校に通
う50名に制服を新調し、文房具を配布したほか、足りない教
科書を22セットと、施設に置く常備薬も購入しました。制服
や学用品など通学に必要なものが揃うことで、子ども達は気
兼ねなく勉強に集中することができます。
引き続き、ベトナム、ラオスでもハガキでの支援を実施し
ていきます。エファ通信やHPなどで順次報告しますのでぜ
ひご覧ください。
○関連情報・写真
・書き損じハガキで児童保護施設へ制服等寄贈
https://www.efa-japan.org/?p=11307
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
■10歳の少女の成長が、15年後の世界を決める
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国連人口基金は、10月に発表した「世界人口白書2016」に
おいて、「10歳」という特に女の子にとって人生の分岐点と
なる年齢に着目し、現在10歳である少女たちにどれだけ家族、
地域社会、国からの支援があり、彼女たちの権利が実現され、
その潜在的可能性が発揮されるかが、15年後、国際社会の共
通目標である「持続可能な開発目標」の最終年である2030年
にどのような世界になっているかが決まる、と報告しました。
世界に6,000万人いる少女のうち、過半数はジェンダーの不
平等な48カ国で暮らしています。そうした国々では、女の子
が10歳になり思春期に近づくと、仕事、育児、性における資
産とみなされるようになり、その子の人生は自分のものでは
なくなり、売買の対象となる商品として扱われるようになり
ます。6歳~11歳の少女の1,600万人は学校に行くことができ
ず、その数は少年の2倍です。少女は強制結婚、児童労働、女
性性器切除、その他の体を傷つけるような慣習の被害に直面
しています。
一方、統計データは、少女が学校に1年長く通うごとにその
後の生活において賃金が11.7%上昇することを示しています。
また、10歳の少女全てが中等教育を終えることができた場合、
開発途上国にもたらされる利益は15年間で210億米ドルになる
と試算されています。政府が実施できる政策は、児童婚とい
った有害な慣習の禁止や貧しい家庭の少女が学校へ通い続け
るための保護者への教育費の支給、少女への年相応で包括的
な性教育の提供など、健康、教育、自立への投資が重要です。
報告書は、この先、ある国の経済が成長するのも、停滞する
のも、あるいは崩壊するのも、10歳の少女をどれほどきちん
と支援するかに少なからずかかっている、と述べています。
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
2016年10月26日~11月21日確認分
カンボジア 計¥2,172
・Yahoo!ネット募金
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
敬称略。2016年10月26日~11月21日に登録の方
※HPへの掲載は省略
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発行人 伊藤道雄 編集担当 宮原朝香