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エファ通信

2015.08.27 更新

エファ通信144号

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        エファ通信144号
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みなさま

もう夏も終盤、いかがお過ごしでしたでしょうか。

エファではスタッフの出張と夏期休暇が重なり
私がひとりぼっちで事務所にいる今日このごろです。

突然ですが、みなさん外国の方への日本のお土産
何が良いと思いますか?

25年以上前にホームステイをしていた家族の
当時10歳だったホストシスターの結婚式に招かれ
10月にアメリカに行くことにしました。
(1週間ほどいなくなります。ご迷惑おかけします)

結婚祝いのほかにやっぱり日本のお土産を…
と思っているのですが、
彼女はすでに実子のほかに養子も合わせて6人
(…いや、7人だったかな…?:汗)
の子どもを育てている大家族。

さらに、せっかくだからホストファミリーの
その他の面々やその子どもたちにも…、
と思うと土産対象者が半端じゃない人数に。

さて何を持って行こうかと、
かれこれ2ヶ月ほど頭を悩ませています。

子ども達にはポケモンやキティちゃんもいいかなと思いつつ
もう日本のお菓子一択で思考停止状態です。
(抹茶キットカットやハイチューが評判良いらしいですね)

さらに大人へは全くの白紙で脳みそが膠着状態。

ネットで色々と検索してみるものの
あまり私の条件に当てはまりそうもありません。

軽くてかさばらなくてあまり値段の張らない、
でも日本っぽい素敵なお土産…。
(ええ、「素敵な」が余計ですよね。分かってます)

良いものがあったらぜひぜひ教えてください!

(宮)
  
 
 
■■目次■■
 
○主な動き○
・カンボジア出張報告
・ベトナム駐在員帰国報告
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告
・カンボジア活動報告
 
○ちょこっトピック○
・これまでの15年には一定の評価、そして新たな15年へ
 
○寄付情報○
 
○会員情報○
 
 
 
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 
カンボジア出張報告
———————
 首都プノンペンにある国立幼稚園教員養成学校は、1997年
に自治労の「アジア子どもの家事業」により「カンボジア子
どもの家」として設立されたカンボジアで唯一の幼稚園教員
養成機関です。
 出張中の事務局長が7月31日に行なわれた卒業式に招待され
ました。今年の卒業生は202名。エファジャパンは、毎年地方
出身の貧しい訓練生25名に月25ドルの奨学金を10カ月間支給
していますが、奨学金を支給した卒業生25名には事務局長が
直接卒業証書を手渡しました。また、養成学校からエファと
自治労への感謝状を受け取りました。
 2日後の8月2日、プノンペンのプロヨンボンスラムを訪問し、
寺子屋教室閉鎖後のフォローアップ活動を視察しました。現
在週末にコミュニティワーカーを派遣して、補習などのフォ
ローアップを行なっています。コミュニティワーカーは、パ
ートナー団体SCADP(スキャップ)の保護施設出身の大学生3
名です。3名とも大学ではソーシャルワークを学んでいます。
訪問時には、自治労東京都本部の研修で習得したペープサー
ト(紙の人形劇)や歯磨き指導の歌でスラムの子ども達を楽
しませていました。
 
 
ベトナム駐在員帰国報告
————————–
 8月2日~8月20日の間、ベトナム駐在員(ベトナム・ラオス
事業担当)の崎川が日本に一時帰国し、その間、自治労鳥取
県本部、自治労島根県本部、自治労三重県本部、自治労東海
地連を訪問しました。
 自治労鳥取県本部には、以前ベトナムのハイフォン市で、
児童保護施設ベトナム子どもの家に住んでいる子ども達の生
活改善を支援していただきました。現在は障がい児の支援を
検討されており、ハイフォン市でどのような障がい児支援が
可能か、鳥取県本部が予定されているハイフォン市の事前視
察などについて話し合いました。自治労島根県本部もエファ
ジャパンを通した支援を検討されており、エファジャパンが
海外でどのような支援活動を行なっているかを紹介しました。
 自治労三重県本部は今年6月、ラオスのヴィエンチャン都郊
外にあるサンパンナ村小学校でコミュニティ図書館の建設を
支援しました。ラオスの新学年度の始まる9月には、自治労三
重県本部の方々を招いて図書館の落成式を行なう予定です。
県本部への訪問では落成式などのスケジュールについて打ち
合わせをしました。自治労東海地連は現在、ラオスのサワン
ナケート県にあるナーハンケー村小学校で新校舎の建設を支
援しています。本校舎は9月の新学年度開始までには完成し、
12月には東海地連の一行がツアーで訪問する予定です。自治
労東海地連への訪問では、現在の校舎建設状況の説明や12月
のツアー日程について打ち合わせをしました。  
 
 
ベトナム活動報告
——————-
 エファジャパンは、連合愛のカンパから支援をいただき、
2014年1月からハイフォン市にある3つの障がい児教室(ドン
クオックビン地区障がい児教室、ティエンラン町障がい児教
室、タンフォン村障がい児教室)の活動支援を行なっていま
す。本活動支援の一環として、ハイフォン市児童ソーシャル
ワークセンターの職員が講師となり、ティエンラン町障がい
児教室とタンフォン村障がい児教室で保護者や子ども関連の
活動に携わる地域住民を対象に、障がいの原因、ベトナムの
障がい児支援制度や法律、乳幼児の健やかな成長に関する講
習を実施しました。障がい児の保護者を含むほとんどの住民
はこのような講習を聞く機会が他にありません。保護者と一
緒に講習に参加する障がい児達もおり、障がい児教室の活動
が家族に浸透してきていることが伺えました。 
 1995年、自治労によりハイフォン市に建てられた児童保護
施設ベトナム子どもの家は2012年8月に他機関に改編され無く
なりましたが、設立から20年が経ったことを記念し、8月21日
に子どもの家の元教師や保護されていた子ども達21人が集ま
り、日本食レストランで会食しました。今は別の児童保護施
設に移って生活している子どももいれば、就職したり結婚し
たりして自立した生活を送っている子どもも(今は成人です
が)います。3年ぶりに会った子ども達の中には一見誰か分か
らないほど成長している子どももいました。久しぶりに再会
した元先生と子ども達は、互いに懐かしく話題の尽きない賑
やかな会となりました。
 
○関連情報・写真

・障がい児の保護・ケア、乳幼児の健やかな成長に関する講習会を実施
 https://www.efa-japan.org/?p=10237
  
 
ラオス活動報告
—————–
 今年6月、自治労三重県本部の支援で、ヴィエンチャン都郊
外のサンパンナ村小学校の敷地内にコミュニティ図書館を建
設しました。図書館開館前には、図書館運営・活動の研修と
本の登録を行なう必要があることから、ラオス国立図書館の
職員を講師として招き、サンパンナ村小学校の先生を対象に、
図書館運営の際の留意事項、本の登録や貸出・返却、破損し
た本の修理、読書推進活動の仕方について研修を行ないまし
た。現在は、研修を受けた先生達が本の登録を行なっており、
ラオスの新学年度が始まる9月(現在は夏休み中)に合わせて
開館する予定です。
 
○関連情報・写真

・自治労三重県本部支援建設の図書館で運営・活動研修を実施
 https://www.efa-japan.org/?p=10225
 
 
カンボジア活動報告
———————
 カンボジア事業の中心を首都プノンペンからプレアビヒア
県の国境地帯に移すため、現在支援している寺子屋教室に関
する調査を7月下旬から実施しています。
 雨季の最中であり、移動手段が車ではなくバイクを使用す
るため、寺子屋教室14カ所のうち7カ所に調査対象をしぼり、
8月中旬までに4村を訪問、村長4名、寺子屋教室教員7名、生
徒の保護者25名、生徒38名から聞き取りを行ないました。こ
れまでの調査で、以下の問題点が明確になりました。
・各村の村長は教育に対し積極的な姿勢をもっているが、公
 立小学校の建設や運営及び教員の派遣については政府に相
 談しても僻地故に取り合ってもらえない。
・寺子屋教室の教員によって運営の仕方、教授法、村民との
 関係づくりが異なり、教育の質にばらつきがある。教室の
 運営方針が共有されていない。
・村長、教員、保護者、生徒が皆少なくとも小学校高学年ま
 での教育を寺子屋教室に望んでいるが、教員不足が最大の
 問題となっている。
・保護者のほとんどが公立小学校への編入を望んでいるが、
 目的は高学年までの教育を受けさせることであり、それが
 可能であれば公立か否かは問わない。
今回の調査は9月中旬まで実施し、調査結果を10月以降(新学
期)の計画に反映させます。

○関連情報・写真

・プレアビヒア国境地帯の寺子屋教室の調査進行中
 https://www.efa-japan.org/?p=10201
 
 
 
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
 
これまでの15年には一定の評価、そして新たな15年へ
—————————————————– 
 ユニセフは、2000年に国際社会が合意し、今年の末に期限
が迫る貧困削減への取り組み『ミレニアム開発目標(MDGs)』
の達成状況と課題を、最新のデータを用いて分析した報告書
を発表しました(『子どもたちのための前進2015:MDGsから
学ぶ平均値に隠されたこどもたちの実情(Progress for
Children – Beyond Averages: Learning from the MDGs)』)。
 報告書では、1990年と比べ、5歳未満の死亡数は半数以下に、
栄養不良による発育阻害の子どもの割合は41%減少し、初等
教育の年齢で学校に通えない子どもの数も44%減少するなど
進展を示し、一部の目標は達成される見込みもあるなど、よ
り公正な世界に手が届くところまで来ていると述べています。
しかし、地域や国、性別、所得階層などを分析すると、様々
な要因での格差が明らかとなり、最も保護を必要とする最も
弱い立場にある子ども達が未だ取り残されたままであること
が分かります。
 さらに報告書では、現在のペースで課題解決が進むと仮定
し、人口増加も勘案した場合の今後を予測しています。ミレ
ニアム開発目標のひとつ「5歳未満児死亡率を1990年の3分の
1にする」を達成するにはあと10年以上。2030年の時点で推定
約1億2千万人の子ども達が依然として発育阻害の状態。2030
年の時点で、子どもの健康に深刻なリスクとなる野外排泄を
する人が5億人。など、進展のスピードを加速しなければ今
後も多くの子ども達が苦しむことになると指摘しています。
 ミレニアム開発目標の次の課題となる『持続可能な開発目
標(SDGs)』(※)を取りまとめるにあたり、データ収集を改
善し、ミレニアム開発目標で使われた「平均値」を越えて、
地域別、男女別の細分化されたデータを整備することによっ
て、最も弱い立場にあり疎外されている子ども達を特定し、
地域の保健・教育・社会的保護の仕組みを強化することが必
要となると提言しています。

※持続可能な開発目標(SDGs)
 現在議論されている、ミレニアム開発目標が期限を迎える
2015年末以降の開発課題。ミレニアム開発目標が策定された
2000年初期の重要課題は貧困削減でしたが、現在は気候変動、
エネルギー問題、防災など新たな課題への対応も必要とされ
ていることから、今から3年前の2012年に開催された持続可能
な開発会議において、新しい開発目標はミレニアム開発目標
の教訓を踏まえながら持続可能な開発の3本柱とされる経済、
環境、社会分野のバランスを取った「持続可能な開発目標
(SDGs)」を設定することが合意されています。
 
 
 
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
 
 2015年7月30日~8月26日確認分 

一般寄付(用途指定無し)計¥80,000
・個人2人

カンボジア 計¥1,567
・Yahoo!ネット募金

きしゃぽん 計¥7,731
・太陽産業株式会社
・個人8人
 
 
 
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
 
 敬称略。2015年7月30日~8月26日に登録の方

 ※HPへの掲載は省略。
 
 
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発行人 伊藤道雄   編集担当 宮原朝香