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エファ通信140号
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みなさま
4月からエファジャパンの新年度が始まりました。
事務局では6月の会員総会に向けて、
予算や事業計画案を精査しているところです。
海外事業では2カ国で外務省の助成金を申請予定で、
国内では税制優遇の認定を取得するため
中間支援団体に相談するなど準備を進めています。
また、書き損じハガキが若干減少傾向なので
盛り上げたり広げる工夫もしたいな、などと
それぞれ今年度の目標を持って計画を立てています。
全てに計画通りの結果を得られるとは限りませんが、
どうすればより良い支援ができるのか、
エファジャパンを応援してくださる方々と
エファジャパンが応援している人々との
より良い関係が築けるのか、
いつも考え、努力していきたいと思っています。
今年度も、エファジャパンをよろしくお願いいたします。
■■目次■■
○お知らせ○
・エファジャパン2015年度会員総会のお知らせ
○主な動き○
・カンボジア駐在員帰国報告
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告
・カンボジア活動報告
○ちょこっトピック○
・世界の飢餓人口は未だ9人に1人の割合
○寄付情報○
○会員情報○
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆エファジャパン2015年度会員総会のお知らせ
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2015年度のエファジャパン会員総会を開催いたします。昨
年度の事業報告、決算、及び今年度の事業計画案、予算案、
監事の選任(増員)の審議を予定しています。総会開催案内
を来週末に発送いたしますので、正会員のみなさまは、ご出
席、委任、書面票決のいずれかを行使していただきますよう
お願い申し上げます。正会員の過半数に満たない場合は総会
不成立となってしまいますので、ご協力のほどなにとぞよろ
しくお願いいたします。賛助会員、シニア会員のみなさまに
も総会開催案内をお送りいたしますので、オブザーバーでの
ご出席をご希望の場合は「賛助会員・シニア会員用出欠票」
をご提出ください。エファパートナー、他支援者・関係者の
みなさまもオブザーバーとしてご参加いただけます。詳しく
はエファジャパン事務局までお問い合わせください。
日時:2015年6月16日(火)18:30~
会場:自治労第二会館 6階A会議室
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
◆カンボジア駐在員帰国報告
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3月中旬に2015年度予算編成のために一時帰国いたしました。
一時帰国中には、今後カンボジアでのご支援を検討いただい
ている退職された大阪市従業員組合の皆様が立ち上げられた
一般社団法人大阪市RR厚生会と、代表者のお二人が3月にカン
ボジアを訪問された自治労兵庫県本部を訪ねさせていただき
ました。
自治労兵庫県本部には、組合員の皆様に広く活動を知って
いただくために、近い将来多くの組合員を同行してカンボジ
アを再訪していただきたい旨をお願いして参りました。
またカンボジアの活動地を2月に訪問された自治労神奈川県
本部によるスタディツアーの解団式にも参加しました。ある
参加者の方から、個人的にプノンペンの児童保護施設を再訪
したいとのご相談をいただきました。エファジャパンでは、
会員ならびに組合員の皆様の活動地訪問を歓迎しています。
できるだけ多くの支援者の皆様に実際に支援が行なわれて
いる現場を見ていただくことによって、会費や組合員費とい
うお金だけではなく、気持ちの伴った支援に繋げたいと考え
ております。
◆ベトナム活動報告
——————-
今年2月に自治労岡山県本部のご支援により、ハイフォン市
農村部にあるフンティエン村人民委員会(日本で言う村役場)
の一室を活動場所とする、フンティエン村障がい児教室を立
ち上げました。フンティエン村障がい児教室は、普段は外に
出て活動する機会の少ない村の障がい児達が集まり、週1回音
楽活動や絵描き、ゲームや玩具を使った遊びなどをしていま
す。
フンティエン村障がい児教室を立ち上げてから2カ月が経ち、
4月12日に、現在の活動の様子を視察しにフンティエン村障が
い児教室に行ってきました。活動自体は問題なく行なわれて
おり、幼稚園の元園長先生が中心となり、活動のペースにつ
いて来れない障がい児一人一人に注意を払いながら、音楽活
動やゲームなどを行なっていました。これらの活動を通して
家族以外の人と触れ合ったり、考えたり、体を動かしたりす
ることで、障がい児達の地域参加やリハビリの促進に繋がる
ことが期待されます。障がい児教室が立ち上がってからまだ
月日があまり経っておらず、運営形態や活動の種類の少なさ
など改善すべき点は幾つかあることから、今後ともフンティ
エン村障がい児教室と話し合いを重ねていきます。
これまで自治労布袋の製作を請け負っていた「ベトナム子
どもの家」がなくなりハイフォン市の福祉事務所に改編され
たことから、今年から自治労布袋はハイフォン市聾学校が製
作を請け負っています(布袋のデザインは、これまでの手刺
繍からプリントに変わります)。今年は6,500枚の注文をいた
だき、4月17日に第一便の2,000枚をハイフォン市聾学校から
エファジャパンの東京事務局に発送しました。ハイフォン市
聾学校の先生や生徒達は、布袋の製作にまだ慣れていません
が、以前製作されていた布袋と比べても質を落とさぬよう慎
重に作業を進めてくれています。布袋の収益は、障がい児支
援の一環で、ハイフォン市聾学校の生徒達の生活費や当校の
活動費にも充てられます。
○関連情報・写真
・自治労岡山県本部支援の障がい児教室の活動をモニタリング
https://www.efa-japan.org/?p=9877
◆ラオス活動報告
—————–
ラオス正月明けの4月20日、サワンナケート県ソンコーン郡
ナーハンケー村に建設する小学校校舎と図書館の建設契約調
印式が行なわれました。ナーハンケー村小学校では、既存の
校舎が設備、規模とも村の子どもたちの学ぶ環境を満たして
いませんでした。これまで支援を続けてきたサワンナケート
県立図書館から要請があがり、自治労東海地連の支援により、
このナーハンケー村に小学校校舎と図書館を建設する運びと
なりました。
村人たちの前で契約内容が読み上げられた後、村、小学校、
郡教育・スポーツ局、県教育・スポーツ局、県立図書館(情
報・文化・観光局)、建設業者、エファのそれぞれの担当者
が、契約書にサインをしました。建物の建設は来週より開始
され、完成は8月末の予定です。9月の新学年の開始時には、
子どもたちは新しい学び舎に通い始めることになります。
◆カンボジア活動報告
———————
4月4日よりエファ事務局長がカンボジアを訪問、2015年度
の活動内容についてカンボジアの現地協力団体であるSCADPと
調整を行ないました。主にSCADPからエファに出向しているス
タッフの役割と、プレアビヒア児童保護施設内に建設する予
定の男子寮に関する話題が中心となりました。
カンボジアでは今年は4月14日にお正月を迎え、学校なども
4月4日から19日まで長いお休みに入りました。お正月に先立
ちエファのパートナー団体SCADPが運営するプレアビヒア県の
児童保護施設で、SCADP代表やエファからの訪問者を迎え、一
足早く10日に正月のパーティが催されました。当日は50人近
い子ども達にごちそうが用意され、食後にはカラオケ大会や
椅子取りゲーム、風船割りゲームを楽しみ、夜遅くまで踊り
続けていました。いろいろな理由で保護者と生活できない子
ども達は家族といっしょに正月を祝うことができませんが、
この一時を思いっきり楽しんでいるようでした。
○関連情報・写真
・プレアビヒア県児童保護施設ではお正月パーティを開催
https://www.efa-japan.org/?p=9866
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
■世界の飢餓人口は未だ9人に1人の割合
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国連食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金(IFAD)、
国連世界食糧計画(WFP)共同の報告「世界の食料不安と現
状2014報告」によれば、2012年~2014年世界の飢餓人口は、
1990年~1992年に比べると約2億900万人減少しており、引き
続き減少傾向にあります。開発途上国における栄養不足の人
口割合を2015年までに半減させるというミレニアム開発目標
(2000年に採択)は、達成可能な範囲にあると言えるでしょ
う。しかし、慢性的な栄養不足に陥っている人々は未だ約8億
500万人いると推測され、実に世界人口の9人に1人の割合です。
特にサハラ以南のアフリカ(エチオピア、ウガンダ、中央ア
フリカ、チャド、マリから南の地域)は栄養不足蔓延率が最
も高く、同地域の4人に1人が栄養不足の状態です。また、世
界で最も多くの人口を抱えるアジアは栄養不足人口の絶対数
も多く、約5億2600万人にのぼります。ただし、飢餓削減が進
展しない南アジアに比べ、東アジア、東南アジアでは急速に
状況は改善しており、この地域ではミレニアム開発目標をす
でに達成しています。
飢餓の原因となるいくつかの要素のうち、最も改善が遅れ
ているのが「安定性」で、政治不安の高まりや不安定な国際
食料価格の影響が反映されています。サハラ以南のアフリカ
では、収入が伸びず、高い貧困率とインフラの未整備という
問題を抱え、食料供給の安定性も、主に政治不安、戦争、内
戦により悪化しています。
報告書は、飢餓の撲滅には、目標の達成が可能な環境の確
立と、統合的なアプローチが必要であることを明記していま
す。このようなアプローチには、農業生産性を高めるための
公共・民間投資、土地、サービス、技術や市場へのアクセス、
そして、紛争や自然災害への回復力強化を含む、最も脆弱な
人々のための農村開発や社会的保障を促進するための対策が
含まれます。また、飢餓問題は単独のセクターや利害関係者
だけで解決できることではなく、政府と民間セクターや市民
社会が密接に連携して取り組まれるべき問題であるとしてい
ます。
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
2015年3月25日~4月21日確認分
カンボジア 計¥4,862
・Yahoo!ネット募金
きしゃぽん 計¥19,679
・練馬区職員労働組合
・個人5人
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
敬称略。2015年3月25日~4月21日に登録の方
※HPへの掲載は省略。
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発行人 伊藤道雄 編集担当 宮原朝香