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エファ通信133号
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みなさま
エファジャパン設立10周年記念イベントまで
あと1ヶ月と1週間くらいになりました。
一般へのイベントの告知はまだ本格的には始めておらず、
約1ヶ月前を目安に来週初めから
インターネットの掲示板などに一斉に掲載する予定です。
今回上映する映画は小規模上映から口コミで評判が広がり
インターネット上や新聞などでも
ちょこちょこと取り上げられているので
タイトルを目にしたことがある方も結構いらっしゃるのでは。
長く簡単ではない道のりを何時間もかけて通学する
子ども達の姿を追ったドキュメンタリーですが、
子ども達は真剣ながらもなんとなく楽しそうでもあります。
(明らかに楽しそうな一行も登場します)
学校で勉強するということに対する子ども達や家族の思いが
その通学風景と共に本人達の言葉によっても語られます。
なんだか未来に希望が持てて、
なぜだか観ている者が力を与えられる、
そんな作品だと私は思いました。
この話題の映画を上映するということもあり、
(そして、参加費が映画館よりぐっとお得ということもあり)
現在の限定的な告知状況にも関わらず
少しお問い合わせをいただき始めています。
参加をご検討いただいているみなさまは、
ぜひ早めに前売券をご購入ください。
(なんて、ちょっと先走りすぎでしょうか。
これが杞憂に終わらないことを、実は願っていたりします。)
(宮)
■■目次■■
○お知らせ○
・10周年イベントチケット発売中です!
○主な動き○
・自治労本部定期大会に出展
・カンボジア出張報告
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告
○ちょこっトピック○
・子どもへの暴力“白昼の死角”
○寄付情報○
○会員情報○
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆10周年イベントチケット発売中です
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11月2日(日)に開催するエファジャパン設立10周年記念イ
ベントのチケット販売が始まりました!チケットぴあ、又は
エファジャパン事務局からご購入いただけます。たくさんの
方にお越しいただけるのをお待ちしております!
・イベント詳細
https://www.efa-japan.org/?page_id=9397
・チケットぴあインターネット購入
PC用 http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1438879
携帯用 : http://m.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1438879
スマートフォン用 : http://md-ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1438879
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
◆自治労定期大会へ出展
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8月28日から29日まで大分県別府市で開催された自治労第
87回定期大会にブースを出展し、ベトナム、ラオス、カンボ
ジアのグッズ販売を行ないました。
今回ハンソン顧問が最初から最後までブースで販売に立ち、
さらに植本副理事長も例年通り応援に駆けつけました。おか
げさまで、2日目の昼には完売。グッズの売り上げは120,570
円、募金箱寄付は5,294円でした。
事務局長も多くの各県本部役員の方々と事業の打合せをす
ることができ、実り多い大会参加でした。お立ち寄りくださ
った皆様、どうもありがとうございました。
◆カンボジア出張報告
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9月9日から18日まで事務局長が出張し、10月からの寺子屋
教室新学期の準備や児童保護施設への支援を決めました。
新学期からプノンペン市内スラムの寺子屋は、ワットタン
に加えプロヨンボンも閉鎖します。6月下旬から7月中旬にか
けてワットタンとプロヨンボンで実施した修了生や保護者へ
の聞き取り調査では、寺子屋教員による児童や保護者への指
導・啓発に対する評価が非常に高く、小学校編入後も頼りに
されている事実がわかりました。したがって、教室は開きま
せんが、コミュニティワーカーとしてスラムに人を派遣し、
子ども達や保護者への啓発や支援を行う予定です。現地パー
トナー団体SCADPの代表と話し合った結果、現在エファから奨
学金を受けて大学で学ぶ施設出身者2名ともう1名の施設出身
大学生がソーシャルワークを専攻しているため、2名分の給与
で3名が交互にスラムで活動することになりました。
10月からの寺子屋教室は、プノンペン市内のスラム再定住
地センソク1カ所と隣県カンダールの村1カ所、プレアビヒア
県国境地帯の14カ所になります。
プレアビヒア県国境地帯の寺子屋教室は、自治労兵庫県本
部の60周年記念事業としてご支援いただく予定です。登録児
童数は未定ですが、今回子ども達に支給する学用品の内容を
決定しました。
9月16日には、自治労福岡県本部一行14名がカンダール県の
村の寺子屋教室を視察されました。福岡県本部には、この寺
子屋教室への運営支援を要請する予定です。
エファの現地パートナー団体SCADPは、プノンペンの事務所
で30名前後、プレアビヒア県国境地帯のセンターで40名前後
の、貧困などの理由で保護者と生活できない子ども達を一時
的に保護しています。プレアビヒアの施設には、自治労奈良
県本部の60周年記念事業として支援が始まりました。プノン
ペンの施設には、自治労熊本県本部の記念事業として10月か
ら支援が始まる予定です。
◆ベトナム活動報告
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エファジャパンは連合愛のカンパのご支援で、ハイフォン
市にある3つの障がい児教室(ドンクオックビン地区障がい児
教室、ティエンラン町障がい児教室、タンフォン村障がい児
教室)を支援しています。9月5日にはティエンラン町障がい児
教室で、9月7日にはドンクオックビン地区障がい児教室とタ
ンフォン村障がい児教室で、中秋節を祝うイベントを行ない
ました。これら3つの障がい児教室では、地域の青少年を招い
て獅子舞を披露してもらったり、ゲームをしたり、歌を歌っ
たりし、最後に子ども達はお土産を受け取って帰宅しました。
ベトナムでは中秋節は子どもの日ともされ、各地で子ども関
連のイベントが行なわれます。障がい児教室でも中秋節のイ
ベントを開くことで、障がいのある子ども達にも、他の子ど
も達と同じように地域から大切にされているという思いを感
じ取ってほしいと思います。
9月6日と9月8日には中秋節に合わせて開かれたイベントの
一部として、子ども達への奨学金の授与式が行なわれました。
本授与式では、他の奨学金の授与と一緒に、1999年に自治労
栃木県本部が設置した「アジア子どもの家奨学金基金」から
も、経済的に困難な状況にあるにも関わらず、優秀な学業成
績を収めている子ども達に奨学金が支給されました。今年は
「アジア子どもの家奨学金基金」から、奨学生計70人に70万
ドン(約3,500円)の奨学金と10万ドン(約500円)分のギフトが
手渡されました。
また、エファジャパンはハイフォン市児童ソーシャルワー
クセンターと協力し、ハイフォン市の3つの地区や村で困難な
状況にある子ども達を支援しています。9月11日にはその内の
一つであるギアサー町で児童ソーシャルワークセンターの職
員が講師となり、中学生約150人を対象に講習を実施しました。
講習では、保護、ケア、教育に関する子ども関連の法律につ
いての説明をした後、説明した内容を基にクイズ形式で生徒
達に質問し、生徒達は手を挙げて元気に答えていました。
○関連情報・写真
・障がい児教室で中秋節を祝うイベントを開催
https://www.efa-japan.org/?p=9436
・ハイフォン市の子ども達に奨学金を支給
https://www.efa-japan.org/?p=9458
◆ラオス活動報告
——————
ヴィエンチャン都郊外にあるドンクワイ村小学校内の敷地
内に、自治労青森県本部のご支援で設立されたコミュニティ
図書館の様子をモニタリングしました。当図書館は昨年11月
に建設が終了し、図書館担当者への研修や本の登録完了の後、
今年3月に開館していました。3月の開館当初は月曜日~木曜
日の9:20~10:00、金曜日の13:30~16:00の間しか開いておら
ず、本の貸出しも行なっていませんでした。
しかし現在では、ドンクワイ村小学校は先生の人数を1人増
員して図書館担当の専任の職員を配置し、開館時間も月曜~
金曜日までの8:00-11:30、13:00-15:30に増やし、本の貸出
しも始めていました。小学校の財政状況が厳しいラオスで図
書館担当の専任職員が配置されることは珍しいことですが、
これによりドンクワイ村コミュニティ図書館の運営は劇的に
改善されたようです。1日平均で、ドンクワイ村小学校の全生
徒数の半分に当たる約75人の生徒がこの図書館に来て本を読
んでいます。
○関連情報・写真
・自治労青森県本部支援ドンクワイ村コミュニティ図書館の現況
https://www.efa-japan.org/?p=9474
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
■子どもへの暴力“白昼の死角”
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2014年9月、ユニセフは子どもへの暴力に関するこれまでで
最も広範なデータを扱う報告書を発表しました。
報告書『子どもへの暴力防止キャンペーンレポート 統計版
“白昼の死角”』は、190カ国のデータに基づき、学校や家庭、
地域社会といった子どもが安全であるはずの場所における子
どもへの暴力について報告しており、身体的・性的・精神的
な虐待の驚くべき広がりと、それらの暴力を正当化し容認し
ている人々の考え方を浮き彫りにしています。
調査によれば、暴力は、子どもの身体的、精神的、社会的
成長に有害で時に一生に渡る影響を及ぼすだけでなく、直接
・間接的に暴力にさらされる子ども達は攻撃的な傾向を発達
させ、自身がいずれ加害者側になるなど暴力の連鎖に陥りや
すいことも明らかになっています。
子どもに対する暴力に立ち向かうのを難しくしている要因
のひとつは、暴力が実に様々な形をとり非常に広範囲で常態
化しているからです。体罰を例にとれば、そこらじゅうで、
日常的に、子どもの両親や養育者などにより行なわれていま
すが、体罰の持つ危険性や精神的なダメージ、教育(しつけ)
方法としての効果の無さはほとんど認識されていません。
どのようなものであれ、暴力は子どもの権利の侵害である
という認識を確立することが、子どもへの暴力撲滅への第一
歩です。
報告書では、いくつかの具体的な項目で子どもを取り巻く
暴力の現状を解説しています。
<殺人>
世界の殺人事件の被害者のうち5人に1人が20歳未満の子ど
もや若者で、2012年ではその数は9万5,000人でした。
<性的暴力>
20歳未満の女の子・若者の約1億2,000万人(約10人に1人)
が強制的な性交あるいはその他の性的暴力を経験していま
す。また結婚したことのある15歳から19歳の3人に1人が夫
やパートナーによる精神的・身体的・性的暴力の被害にあ
っています。
<暴力的なしつけ>
58カ国の調査では約17%の子どもが激しい体罰(頭、耳や
顔を叩く、あるいは繰り返し強く叩く)を受けています。
世界全体では大人の10人のうち3人が体罰は子どもをよく育
てるために必要だと考えています。ほとんどの国では、教
育を少ししか、あるいはほとんど受けたことがない親のほ
うが教育を受けた親よりも体罰を必要だと考える傾向にあ
ります。
<いじめ>
世界の13歳から15歳の子どもの3人に1人以上が学校で日常
的にいじめにあっています。
<暴力に関する考え方>
15歳から19歳の女の子・若者の半数近くが、夫は場合によ
っては妻を叩いてもかまわないと信じています。30カ国の
データによれば、身体的・性的虐待の被害にあった15歳か
ら19歳の女の子・若者の10人中7人が助けを求めたことがな
く、その多くが、虐待だと思わなかった、問題だと思わな
かったと答えています。
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
2014年8月28日~9月24日確認分
一般寄付(用途指定なし)計¥5,294
・自治労定期大会募金箱
カンボジア 計¥2,762
・Yahoo!ネット募金
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
敬称略。2014年8月28日~9月24日に登録の方
※HPへの掲載は省略。
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発行人 伊藤道雄 編集担当 宮原朝香