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エファ通信131号
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みなさま
関東でも真夏の暑さが戻ってきました。
みなさん元気に過ごしていらっしゃるでしょうか。
さて、来月エファグッズに
カンボジアからの商品が加わります。
これまでもちょこっとFacebookで紹介してみたり、
集会などでエファグッズを販売していただいた時に
少しまざっていたりしたのですが、
今回少しだけHPにも掲載できることになりました。
ベトナム子どもの家が児童保護施設としての役割を終え
それに伴い職業訓練での刺繍雑貨の製作も終了することになり、
それに代わるようにエファジャパンでは支援地の団体支援・育成の目的で
彼らが製作している雑貨を買い上げるようになりました。
それを支援者のみなさんのご協力で販売することで
最終的には支援地の人々の権利保護、生活向上に
役立てられます。
しかし、カンボジアからの製品は
安定的に仕入れることがなかなか難しく、
HPに掲載するまでに至っていませんでした。
今後カンボジアでのエファジャパンの活動は
首都プノンペンから国境地帯プレアビヒアに
主軸を移す計画もあり、
また商品が変更になる可能性もありますが、
少し続けられたらと考えています。
自治労定期大会でも販売しますので
お越しの方はぜひエファのブースを覗いてみてください。
ハンソン顧問もお待ちしております。
(宮)
■■目次■■
○お知らせ○
・新理事長、新顧問よりご挨拶
・年次報告書をお送りします
○主な動き○
・認定NPO法人の取得について(経過報告)
・ベトナム駐在員帰国報告
・ベトナム活動報告
○ちょこっトピック○
・すべての人への尊厳と平等の確保がエイズ撲滅の鍵
○寄付情報○
○会員情報○
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆新理事長、新顧問よりご挨拶
——————————
6月16日のエファジャパン理事会において理事長の交代及び
顧問の任命、理事の交代がありました。新理事長、新顧問よ
りご挨拶申し上げます。
●理事長就任のご挨拶
学校が夏休みに入り、日本の子どもたちは海に山へと出か
けたがる季節となりました。
さて、私伊藤道雄は、このたびエファジャパンの理事長に
就任することになりました。私自身、市民の国際協力活動に
30余年間従事し、とくにアジアの国々では子どもや貧農の自
立発展のための助成活動に関わり、これらの子どもや人々に
親しく接する機会を得てきました。一方、エファジャパンの
生みの親となった全日本自治団体労働組合の方々とは、エフ
ァジャパンが設立される前の2002年当時に、「アジア子ども
の家」をご一緒に訪問する機会を得ました。
今なお、1億6800万人の子どもたちが学校に行けずに働いて
います。私が、NGOの世界に深く関わり始めたのも、こうした
子どもたちと30余年前にアジア各地で出会ったのがきっかけ
です。未来の希望である子どもたちが勉強し、潜在能力を拓
き、生き生きとした生活を送れるようにしたいものです。
皆さまと共に、国籍を問わず子どもたちが未来を切り開け
るよう応援して参りたいと思います。
特定非営利活動法人エファジャパン
理事長 伊藤 道雄
●顧問就任のご挨拶
皆さまには益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、このたび私イーデス・ハンソンはエファジャパン理
事長職を退任し、エファジャパン顧問に就任いたしました。
理事長在任中、皆さまには多大なるご指導とご支援をいただ
き、心より感謝申し上げます。
エファジャパンの事業は、規模が大きいわけではありませ
んが、子ども達の生活を確実に変えていく取り組みです。立
場は変わりましたが、これからもアジアの子ども達の権利実
現のために尽力して参りますので、引き続きエファジャパン
の活動をご支援いただきますとともに、私達と共に子ども達
の行く末を見守っていただきたく、心よりお願い申し上げま
す。
特定非営利活動法人エファジャパン
顧問 イーデス ハンソン
◆年次報告書をお送りします
—————————-
昨年度(2013年度)の活動をまとめた「年次報告書2013」
を作成しました。会員とパートナーのみなさまには昨日ゆう
メールにて発送しております。1週間ほど経ってもお手元に届
かない場合はエファジャパン事務局までお問い合わせくださ
い。電子版はエファジャパンHPに掲載しております。その他
ご希望がありましたら郵送いたしますのでエファジャパン事
務局あてご請求ください。
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼?
◆認定NPO法人の取得について
——————————
エファジャパンでは、認定NPO法人取得のための準備を進め
ています。
認定NPO法人とは、NPO法人のうち、その組織運営及び事業
活動が適正であること、また、公益の増進に資すること等、
一定の要件を満たすものとして、所轄庁(都道府県または政
令指定都市)から認定を受けたものをいいます。認定NPO法人
に寄付をした場合、寄付金控除の対象となり、税制上の優遇
措置を受けることができます。
2012年4月の改正NPO法施行により認定要件が緩和されたの
を受け、エファジャパンも役員増員を行なうなど認定取得に
向けた準備を始めました。認定には過去2事業年度の実績が要
件を満たしていることが必要なため、エファジャパンが所轄
庁へ認定申請を行なうのは、来年度の総会で2014年度事業・
決算報告が承認された後になる予定です。最短で、来年度中
の取得をめざしています。
認定の取得により、支援者のみなさまが寄付しやすい環境
を整え、組織基盤を強化して活動をさらに充実させていきた
いと考えております。
今後ともご支援・ご協力を賜りますよう、何卒よろしくお
願い申し上げます。
◆ベトナム駐在員帰国報告
————————–
6月中旬~6月末にかけてベトナム駐在員(ベトナム・ラオス
事業担当)の崎川が日本に一時帰国し、この間、自治労広島県
本部と自治労鳥取県本部を訪問しました。自治労広島県本部
は、今年12月にラオスへのスタディツアーを検討しており、
ツアーの計画について相談させていただきました。本ツアー
では、ラオスの図書館や子ども文化センターを訪問し、自治
労広島県本部が他NGO「ラオスのこども」との協力によりラオ
スで出版した「はだしのゲン(ラオス語翻訳版)」を寄贈する
予定です。自治労鳥取県本部は、ベトナム・ハイフォン市の
児童保護施設アジア子どもの家(ニエムギア子どもの家)で子
ども達の生活支援を2006年~2010年に渡り実施して頂きまし
た。今回の自治労鳥取県本部訪問では、2012年8月に当施設が
児童ソーシャルワークセンターに改編されて以降の活動状況
をご説明し、今後エファジャパンが検討しているハイフォン
市での支援活動などについてお話しました。
◆ベトナム活動報告
———————
エファジャパンはハイフォン市児童ソーシャルワークセン
ターと協力し、ハイフォン市の3つの地区や村で困難な状況に
ある子ども達を支援しています。7月11日にはその内の一つの
タンズオン村で児童ソーシャルワークセンターの職員が講師
となり、小中学生約80人を対象とした、保護、ケア、教育に
関する子ども関連の法律についての講習を実施しました。
講習では、子どもの権利に関しての説明や麻薬、暴力、
HIV/AIDSなどハイフォン市で深刻な社会問題を取り上げ、こ
れらの被害にあわないようにするための方策や対処法などの
説明もなされました。学校の通常の授業では学ぶことのない
これらの事項について、子ども達は興味深く聞いていました。
講習の半分はクイズ形式で行なわれ、講師の質問に子ども達
は元気に手を挙げ、活発に答えていました。
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
■すべての人への尊厳と平等の確保がエイズ撲滅の鍵
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去る7月20日から25日まで、オーストラリア・メルボルンで
第20回国際エイズ会議が開催され、200カ国以上から参加した
1万3千人以上の代表団により、エイズ撲滅に向けたこれまで
の成果と、国際社会が取り組まなければならない課題につい
て議論されました。会議冒頭では、本会議に出席予定であっ
た、マレーシア航空機撃墜事件で犠牲となった6名への哀悼の
意が表され、会議の共同議長であり、HIVウィルスを発見し
2008年にノーベル医学生理学賞を受賞したフランソワーズ・
バレ・シヌシ博士が「彼らの遺志を引継ぎ、エイズの問題に
取り組み続けることを誓います。暴力も憎悪も我々の取り組
みを止めることはできないことを世界に示しましょう」と述
べました。
世界で、2005年以降2012年までにエイズ関連死は30%削減
されましたが、青少年(10歳~19歳)以外の全世代で減少し
ているにも関わらず、青少年のみ50%増加しています。会議
中ユニセフは、これまで見過ごされてきた青少年への取り組
みが必要不可欠であることを強調しました。
また、会議閉会にあたっての声明では、「エイズ問題を終
結させるためには、誰一人取り残されてはならない」という
メッセージが強く打ち出されました。すべての人に尊厳と社
会正義、平等な保健サービスが保障されなければ、エイズを
撲滅することはできません。世界には貧困や紛争などにより
いまだ効果的な治療への機会を得ることができない人々が多
く存在しており、さらに従来からあるHIV感染者、セックスワ
ーカー、麻薬中毒者等への社会的な偏見や疎外に加え、近年、
同性愛を犯罪として取り締まる法律を制定する国が増加する
などの差別の増長が特定の人々を必要な治療から遠ざけてい
ます。国際社会がこうした問題にどう対応するかが、エイズ
蔓延を抑えるための大きな鍵となるのです。
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
2014年6月26日~7月30日確認分
カンボジア 計\23,827
・個人2人
・Yahoo!ネット募金
きしゃぽん 計\4,707
・自治労大分県本部
・個人 2人
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
※HPへの掲載は省略
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特定非営利活動法人エファジャパン メールマガジン「エファ通信」
〒102-0074 千代田区九段南3-2-2 九段宝生ビル3F
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発行人 伊藤道雄 編集担当 宮原朝香