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エファ通信116号
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みなさま
4月になりました。
新しい季節の到来を告げる桜は
早々に緑に変わってしまいましたが、
今月何か節目を迎えた方もいらっしゃるのでは。
我が家では4月から上の子どもの
弁当生活が始まりました。
これで1日3回私が料理したものを食べることになり、
昼と夜のおかず(と副菜)のやりくりが必要に。
せめて1週間(5日間)の中では
被らないようにしたいと思いつつ
始まって2週間、早くもギブアップしそうです(汗)。
エファジャパンではいつもどおりの新年度開始ですが、
内部的には会計規則が変わったりして
新しい始まりを自然と意識する今日この頃。
今年度もエファジャパンが支援する子ども達のために
がんばってお仕事しなきゃ、
と改めて思ったりしています。
2013年度も、よろしくお願いいたします。
(宮)
■■目次■■
○お知らせ○
・エファジャパン2013年度会員総会
○主な動き○
・2012年度書き損じハガキ集計結果!
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告
・カンボジア活動報告
○ちょこっトピック○
・途上国に多い障がい児
○寄付情報○
○会員情報○
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆エファジャパン2013年度会員総会のお知らせ
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・2013年6月17日(月)18:30~
自治労会館 6階中執会議室(東京都千代田区六番町1)
会員のみなさまにはご案内を『えんぱわ』に同封してお送
りしております。5月の上旬までにお手元に届かない場合はエ
ファジャパン事務局までご連絡ください。正会員のみなさま
には、ご出席、委任、書面による表決のいずれかをお願いい
たします。書面表決のための資料は5月に実施予定の監査が終
了次第発送いたします。なにとぞご協力のほどをお願い申
し上げます。
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
◆2012年度書き損じハガキ集計!
———————————
大変多くのご協力をいただきました、2012年度(4月~3月)
の書き損じハガキの集計が終わりました。ご寄付の延べ件数
126件、ハガキ22,316枚、その他未使用切手で合計1,078,086
円(切手交換後)となりました。ご協力誠にありがとうござ
いました。切手でのご寄付は、エファジャパンの通信費として使用さ
せていただくほか、書き損じハガキを交換する際の手数料に使わせて
いただきました。さらに、テレホンカード、商品券などによる寄付が…
81,750円です。2013年度中にこの資金でベトナム、ラオス、カンボジア
での支援を実施する予定です。2013年度の収集をすでに開始しており
ます。引き続きのご協力をなにとぞよろしくお願いいたします。
○関連情報・写真
・まちがえちゃったハガキにも、できることがある
◆ベトナム活動報告
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ハイフォン市の郊外・農村部にある3つの障がい児教室と村
の障がい児診療所、及び文化会館(日本で言う公民館)の5箇所
におもちゃ図書館を設置しました。おもちゃ図書館は、本の
図書館のおもちゃ版で、おもちゃは個人の所有物ではありま
せんが、子ども達は好きなおもちゃを手に取って遊んだり、
借りたりすることが可能です。
障がい児を対象としたおもちゃ図書館は世界の各地域で設
置されており、日本にも公民館や福祉センターなど約500箇所
に設置されています。おもちゃ図書館設置の目的は、一人で
は上手に遊べない障がい児が楽しく遊べるようにするだけで
なく、遊びを通して情緒面や身体面、知育面での発達を促す
ことにあります。特にハイフォン市の郊外・農村部では、障
がい児の家庭は貧しいため、おもちゃを購入する経済的余裕
もなく、障がい児達はおもちゃで遊んだ経験がほとんどあり
ません。今回のおもちゃ図書館の設置により、障がい児達が
遊びを通して、健やかに育っていってくれることを願ってい
ます。
○関連情報・写真
・ハイフォン市の障がい児教室などにおもちゃ図書館を設置
◆ラオス活動報告
—————–
ラオスの首相府から自治労東海地連に感謝状が贈呈されま
した。自治労東海地連にはヴィエンチャン市立図書館の運営
を長期間に渡りご支援頂いています。当支援には、図書館の
運営に必須の図書カードやプリント用紙などの文房具類、新
聞・雑誌、清掃道具、図書館開館延長のための職員への超過
勤務手当などが含まれています。当支援がラオス政府から深
く感謝されていることが感じ取れます。
◆カンボジア活動報告
——————–
4月下旬から5月上旬にかけて、保育士の荒川さんがカンボ
ジアの国立幼稚園教員養成学校(カンボジア子どもの家)で
保育技術の指導を行ないます。荒川さんは公立保育園を退職
されてから10数年間、毎年カンボジアで保育指導のボランテ
ィアをされてきました。養成学校でエファジャパンの職員が
出会ってからは、元自治労組合員ということもあり、エファ
が活動資金を支援しています。
今年も訓練生全員(1年生200名、2年生200名)を対象に指
人形などの小物作り、手遊び、リズム遊びを指導します。更
に2年生には、エプロンシアターも指導します。授業には養成
学校の教員も参加し、訓練生といっしょに技術指導を受ける
そうです。
幼児教育の予算が十分でないカンボジアでは、訓練中に作
成した教材が赴任した幼稚園での貴重な教材になります。荒
川さんが指導した技術は、全国の幼稚園で活用されることで
しょう。
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
■途上国に多い障がい児
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世界保健機構(WHO)などの国際機関は、世界には2億人近
い障がい児がおり、そのうちの80%は途上国に暮らしている
と推測しています。途上国に住む障がい児が多いのにはいく
つか理由が考えられます。まず、現在世界の新生児の約80%
が途上国に生まれており、5歳未満の乳幼児死亡率の高さを差
し引いても途上国の子ども人口がそもそも多いこと。次に、
慢性的な栄養失調や低体重、妊娠・授乳中の母親の栄養不良
が特定の障がいの発生原因となること。衛生状況が悪い地域
では感染症などにかかりやすく、さらに病気や怪我に対する
適切な治療・ケアを受けられない環境で障がいが残ってしま
うリスクが高いこと。また、紛争や、過去に埋められた地雷・
不発弾も障がいを負う原因となっていることなどが挙げられ
ます。
貧困が子どもの障がいの原因となるだけでなく、障がいが
貧困の原因にもなります。健常児に比べ、医療費などの支出
が多くなるだけでなく、障がい児を看護するために家族の中
で働ける大人が減ることも家計を圧迫するからです。
障がいを持つ子どもは、差別や虐待などの被害を受けるリ
スクが高く、様々な社会福祉サービスからは除外される傾向
にあります。特に、教育や職業訓練など発達・成長の機会か
ら排除されやすく、途上国に住む障がい児の90%以上が学校
に通っていません。
国際社会では、過去20年間で障がい者の権利保護に関する
様々な取組みがされてきました。2006年には「障害者の権利
に関する条約」が国連で採択され、多くの国で社会参加の障
壁となる法や制度が改正されてきています。以前であれば教
育の機会を得られなかったであろう障がい児が学校に通い、
地域社会の一員として受け入れられることも増えてきました。
しかし、未だ多くの障がい児は様々な差別や不利益を受けな
がら社会から疎外されています。年齢、性別、宗教、民族、
障がいの有無に関わらず、全ての子どもが差別を受けること
なく人権を保障されるよう、国際社会及び各国の努力が求め
られています。
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寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
2013年3月28日~4月24日確認分
一般寄付(使途を指定しない) 計¥12,000
・個人 1人
エファジャパンきしゃぽん 計¥1,600
・個人 2人
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
敬称略。2013年3月28日~4月24日に登録の方
※HP掲載は省略