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エファ通信115号
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みなさま
現在エファジャパンでは、
2014年に迎える団体設立10周年に向けて
記念のカレンダーを制作しています。
エファジャパンの理事でもある
フォトジャーナリストの大石芳野さんが
理事長と共に支援地を訪ねた際に撮影された写真を
使用したカレンダーです。
他のNGOでは毎年カレンダーを販売している団体もありますが
エファジャパンでは今回1回限りの記念販売となります。
10周年の年である2014年のカレンダーなので
当然、販売・配送は2013年中。
予約販売のみ実施する予定のため
注文受付の前に広報のための誌面サンプルが必要に。
ということで、本当の10周年(2014年10月)
にはかなり気が早いですが
デザイン制作はすでに来月には佳境に入ります。
カレンダーは作るのも販売するのも初めてなので
ドキドキ・キョロキョロしてしまいますが
良いものをお届けできるよう頑張っています。
詳しい情報は決まり次第お知らせしますので
もう少しお待ちください。
請うご期待!
(宮)
■■目次■■
○主な動き○
・自治労国際活動全国交流集会
・ベトナム駐在員帰国報告
・タイ出張報告
・ベトナム活動報告
・ラオス活動報告
○ちょこっトピック○
・早すぎる結婚
○寄付情報○
○会員情報○
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
◆自治労国際活動全国交流集会
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3月13日と14日、第2回自治労国際活動全国交流集会が開催
され、21県本部から24名が参加されました。
初日は、澤田副中央執行委員長のあいさつで始まり、西田
総合企画総務局長からPSI(Public Services International
:国際公務労連)の行動プログラムと自治労の取り組みに関
する提起がされ、国際連帯税や韓国公共部門労働運動に関す
る講演がありました。
2日目は、エファジャパンのハンソン理事長のあいさつに引
き続き、エファの活動が紹介され、自治労新潟県本部と九州
地区連絡協議会からエファとの協働事例が、宮崎県本部と神
奈川県本部からは独自の国際活動が報告されました。
◆ベトナム駐在員帰国報告
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3月中旬にベトナム駐在員(ベトナム・ラオス事業担当)の崎
川が日本に一時帰国しました。帰国中には、自治労東海地連
の方々にお会いし、運営費をご支援頂いているラオス・ヴィ
エンチャン市立図書館の自立した運営をめざした計画につい
て話し合いました。自治労東海地連には2009年からヴィエン
チャン市立図書館の運営費をご支援頂いていますが、未だに
図書館側の財政面での自立がいつ実現するか定かでないこと
から、今後の自立支援計画を策定することにしました。自治
労東海地連のほうでもヴィエンチャン市立図書館の自立した
運営に向けた方策を色々熱心に考えて頂いており、それらの
ご意見も大変参考になりました。今後は、今回話し合った結
果を基に、ヴィエンチャン都政府とヴィエンチャン市立図書
館に働きかけていきたいと思います。
◆タイ出張報告
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タイのメーソットにあるパラミ・ラーニングセンターは、
ミャンマーからの移住労働者子弟のためにビルマ労働組合連
盟が運営する教育施設です。
2月21日と22日の両日、自治労大阪府本部から12名の組合員
がセンターを訪問し、就学前教育と保健衛生の研修および排
水路の整備を行いました。
大阪府本部の支援は5年間を予定しており、既に2年目が終
了しました。4月から3年目の支援が始まります。
○関連情報・写真
・タイのパラミラーニングセンターで研修と施設整備
https://www.efa-japan.org/?p=8288
◆ベトナム活動報告
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今後、ベトナム・ハイフォン市では、自治労とエファジャ
パンが障がい児支援を重点的に行う方針です。事業計画策定
に当たり2012年12月に現地調査を行ない、その調査結果に基
づき、2013年3月にハイフォン市労働傷病兵社会福祉局の局長
と副局長及び児童保護男女平等課長と会議を行ないました。
12月に実施した調査結果の報告をエファジャパンのほうから
行なった後、ハイフォン市労働傷病兵社会福祉局からコメン
トを頂き、この調査結果に基づいて、今後どのような支援の
方向性と計画を策定していくかを話し合いました。会議の結
論として、日本と比較して非常に限られた財源や人材の中で
地域に根差した障がい児支援を行なうことを鑑み、まずはモ
デル地域を選定することとしました。来月にはそのモデル地
域でエファジャパンとハイフォン市労働傷病兵社会福祉局と
が共同で現地調査を実施します。そして自治労、エファジャ
パン、ハイフォン市労働傷病兵社会福祉局の三者が協力し、
ハイフォン市で実施できるような障がい児支援計画を策定・
実施していきます。
◆ラオス活動報告
—————–
エファジャパンは、活動が停滞していたラオス図書館協会
の運営機能強化をめざした支援を行なっています。3月17日~
3月19日にはラオス図書館協会によるベトナム・ハノイでの図
書館研修ツアーの実施を支援しました。このツアーは、ラオ
スより発展しているベトナムの図書館を視察し、ベトナムの
経験やノウハウを今後のラオスの図書館の発展に活かしてい
こうとの目的で実施されました。ツアーにはラオス図書館協
会や情報文化省出版局、国立図書館などの職員14名が参加し、
ベトナムの文化情報省出版局やベトナム国立図書館、ハノイ
市立図書館、ハノイ貿易大学図書館を視察し、意見交換など
も行なわれました。地理的に近く、歴史的にも類似点が多い
ベトナムでの図書館研修ツアーは、「ラオスの図書館の運営
や活動で活かすことのできる点が多く、多くを学んだ」とい
う声が参加者達から聞かれました。
また3月には、ラオス図書館協会の機関誌の発行を支援しま
した。ラオス図書館協会の機関誌は昨年の9月にもエファジャ
パンの支援により発行されましたが、定期的に機関誌を発行
して、全国にラオスの図書館情報を伝えていきたいというラ
オス図書館協会からの強い要望があり、今回も機関誌を発行
することになりました。今回の機関誌は全24頁で、新しく出
来たラオスの図書館法やラオスが参加した図書館関連の国際
ワークショップ、国内での図書館活動などについての記事が
掲載されています。また、エファジャパンがラオスで行って
いるコミュニティ図書館・図書室の活動の紹介にも1頁が割か
れています。この機関誌は300部発行されており、今後ラオス
の主な図書館などに配布される予定です。
○関連情報・写真
・ラオス図書館協会主催のベトナム・ハノイでの
図書館研修ツアーの実施を支援
https://www.efa-japan.org/?p=8320
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
■早すぎる結婚
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イエメンのジュノオドが、暴力をふるう30代の夫の元から
逃げたのは彼女が10歳の時でした。タクシーに飛び乗り裁判
所に逃げ込んだ後、幸運にも支援してくれる女性弁護士に出
会い、離婚を勝ち取ります。現在は家族のところへ戻り通学
も再開することができました。世界には、ジュノオドのよう
に幼くしてずっと年上の男性と結婚させられる少女が数多く
います。開発途上国では、9人に1人(最貧国ではほぼ2人に1
人)の少女が15歳になるまでに結婚させられています。
こうした、配偶者の片方、あるいは両方が18歳未満での結
婚を児童婚と言います。少年が児童婚の対象となることもあ
りますが、少女のほうがその割合ははるかに高く、はるかに
重大な影響があります。児童婚は、その年齢の低さから、結
婚する相手やその時期について、本人がそれを十分に理解し
た上で自由意志に基づく同意をすることができない点におい
て、「早すぎる」「強制された」結婚であると言われます。
約8割の国では法律上の結婚年齢は18歳以上となっていますが、
18歳未満であっても保護者やその他法的に権限がある者の同
意で結婚が許される国もかなりの数にのぼります。また、同
じ条件で15歳以下でも結婚できる国も一定の割合を占め、少
女のほうがより若い年齢で結婚することが認められる傾向に
あります。
児童婚は、精神的、肉体的、情緒的に未熟な少女達に成人
の役割を押し付け、家族や友人から引き離して孤立させるこ
とで暴力や差別の温床となり、多くの場合教育の機会も奪っ
てしまいます。また、すぐに妊娠することを期待され、自身
も成熟していない子どもでありながら出産することで、健康
上の大きなリクスに晒されます。開発途上国では、15歳~19
歳の少女の主な死亡原因は妊娠・出産に伴う合併症です。
児童婚が行なわれる大きな要因は貧困にあります。多くの
親は早く結婚することがその子の将来の保障となると考え、
本人のためと信じて結婚させます。その他のケースでは、口
減らしの手段として、あるいは夫側からの持参金目的で、ま
たは、家族間の借金や係争を精算する手段として行なわれて
います。
このように重大な人権侵害である児童婚から少女達を守る
ためには、法律の徹底だけでなく、保護者や地域への啓発、
少女達の教育の確保や、貧困解消への国際的な働きかけが必
要です。(国連人口基金)
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
2013年2月28日~3月27日確認分
一般寄付(使途を指定しない) 計¥10,300
・成蹊大学学生グループ
・個人 1人
カンボジア 計¥40,000
・関東甲地連第6回国際連帯
アジア(カンボジア)スタディツアー参加者一同
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
敬称略。2013年2月28日~3月27日に登録の方
※HPへの掲載は省略
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発行人 イーデス・ハンソン 編集担当 宮原朝香