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エファ通信107号
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みなさま
東京では梅雨も明け、夏本番かと思いきや
日中は暑いものの朝夕は比較的過ごしやすい毎日です。
さて、引越の話題ばかりで恐縮ですが…。
先々週の7月11日、エファジャパン事務局は
無事引越を終了しました。
当日が来てみると、「1日で済むのだろうか(汗)」
と途方に暮れそうになりましたが、
颯爽と登場したボランティア5名のみなさんに助けられ
どうにか翌日から業務を再開することができました。
引越準備のために事務局の隅から隅まで箱詰めしてみると、
「あ、こんなところにこんな物が…!」
と、うっかり埋もれさせてしまったモノ達も顔を出します。
私個人的にはどちらかというと捨て魔族に属するので
1年間活躍の場が無かったものはすぐ、
「もう不要なモノ」に分類します。
が、エファのものに限っては
あるものはできるだけ活用する、
という精神で再会を喜びつつ
エファでの身の振り方を考えてやらねば。
ただ、「引越を契機にきちんと整理を…」
という目論見は結局時間に追われ叶わず(予想通り?)、
判断を保留したまま新しい事務局に来ているものもちらほら。
今の状況で落ち着いてしまう前に
なんとか脱力することなく当初の目標を達成したい
と思いつつ、もう慣れ始めている今日この頃です(笑)。
(宮)
■■目次■■
○お知らせ○
・事務局引越完了しました
○主な動き○
・書き損じハガキでベトナム盲学校へ支援
・ラオス活動報告
・カンボジア活動報告
○ちょこっトピック○
・世界で2,100万人が強制労働の被害に
○寄付情報○
○会員情報○
◆◆◆お知らせ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆エファ事務局移転完了しました
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去る2012年7月11日、エファジャパン事務局は下記住所に移
転しました。
新住所:〒102-0074 千代田区九段南3-2-2 九段宝生ビル3階
引越に伴い会費等ご入金に対する領収証の発行などが遅くな
りました方には大変ご迷惑をおかけいたしました。今後とも、
なにとぞよろしくお願いいたします。
○アクセス・地図
https://www.efa-japan.org/?page_id=17
▼▼▼活動報告▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
◆書き損じハガキで遊具を寄贈!
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みなさまのご協力により、2011年度中に約74万円分集まりま
した書き損じハガキでの支援活動第2弾として、ベトナム・ハ
イフォン市盲学校に遊具を寄贈しました。
ハイフォン市盲学校はベトナム国内にある4つの盲学校のう
ちのひとつで、1991年に日本のNGOの支援を受けて設立され
ました。現在は6歳から18歳までの120人が学んでおり、そのう
ち約半数の子どもが校内にある寮で寄宿生活をしています。
盲学校は、普通学校に比べ生徒一人にかかる学習費用が数倍
高く、恒常的に財政が逼迫しており遊具を設置する余裕はあり
ませんでした。盲学校の子ども達も遊具や外遊びは大好きです
が、郊外の公園などで子どもだけで遊ぶのは安全とは言えませ
ん。年長の生徒達は鈴を入れたボールでサッカーをすることな
どもできますが、今回寄贈した外遊具は、特に年齢の低い子ど
も達に、校内で安全に体を動かして遊ぶための良い道具となる
でしょう。
ハイフォン市盲学校は、老朽化のため9月に新しい校舎へ移
転する予定になっており、寄贈した遊具は一足先に移転先で子
ども達が来るのを待っています。
今年度も、ぜひ書き損じハガキの収集にご協力ください!
○関連情報・写真
・書き損じハガキでベトナムの盲学校に遊具を寄贈!
https://www.efa-japan.org/?p=7815
◆ラオス活動報告
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現在、エファジャパンはラオス図書館協会の運営機能強化を
めざした支援を行なっています。6月25日には、ラオス図書館
協会とラオス国立図書館の共同による件名標目表(図書館での
本の情報検索で使われる語彙を集めて規定した表)の使い方に
関する研修の開催を支援しました。研修ではラオス図書館協会
理事長のコンドゥアン女史やラオス国立図書館長のボウンラー
ト氏らが講師となり、ラオスの9つの県から、公共図書館の職
員や図書館支援を行っているNGOの職員など、計45人が研修
を受けました。今回研修で使われた件名標目表は、ラオスで初
めてラオス語の本の検索のために編集された件名標目表です。
研修生達がこの件名標目表の使い方を学び使いこなせるように
なることで、各図書館にある本を検索し易くなり、ラオスの図
書館間のネットワークの形成にも繋がっていきます。
7月19日には、自治労東海地連からのスタディツアーの参加
者13名が自治労静岡県本部のご支援により建てられたノンセン
チャン村コミュニティ図書館と、ヴィエンチャン市立図書館を
訪問しました。ヴィエンチャン郊外に建てられたノンセンチャ
ン村コミュニティ図書館では、絵本やサッカーボールが寄贈さ
れ、子ども達とラジオ体操をして交流を深めました。ヴィエン
チャン市立図書館は自治労東海地連から運営費のご支援を頂い
ています。ヴィエンチャン市立図書館への訪問では、図書館職
員から支援に対する感謝の言葉が述べられた後、支援の成果の
確認と今後のヴィエンチャン市立図書館の財政的自立に向けた
話し合いがなされました。
○関連情報・写真
・ラオス図書館協会・国立図書館による研修実施を支援
https://www.efa-japan.org/?p=7748
◆カンボジア活動報告
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16日から19日まで、カンボジアの首都プノンペンで、自治労
東京都本部主催のペープサート(紙の人形劇)研修が実施され
ました。カンボジアでは3回目、2年ぶりの研修です。都本部か
らの参加者は16名、研修参加者は30名でした。研修参加者の内
訳は、エファの現地パートナー団体SCADPの職員が20名
(大多数は寺子屋教室教員)、国立幼稚園教員養成学校職員6
名(養成学校教員と付属幼稚園教員)、カンボジアのNGO4
団体から1名ずつです。
今年のペープサートは、カンボジアの民話を題材にしました。
作成する人形も台詞も多く、演じ方も過去2回のものより複雑
でしたが、教える方も学ぶ方も熱心に、かつ交流を楽しみなが
ら研修が行なわれました。最終日には例年通り、コンテストで
選ばれたグループが寺子屋教室の子ども達の前で演じ、その他
のグループも日本の参加者から学んだ遊戯や歌を披露し、子ど
も達の笑顔と共に研修を終えることができました。
○関連情報・写真
・ペープサート研修実施
https://www.efa-japan.org/?p=7807
■□■ちょこっトピック■□■□■□■□■□■□■□■□■□
■世界で2,100万人が強制労働の被害に
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今年6月のILO(国際労働機関)の発表によると、現在世
界で約2,100万人が強制労働に従事しており、これは世界人口
1,000人あたり3人の割合です。強制労働条約(第29号条約)は、
強制労働を「処罰の脅威によって強制され、また、自らが任意
に申し出たものでないすべての労働」であると定義しており、
奴隷労働、誘拐・人身売買による売春その他の強制労働、軍に
よる強制労働、強制的な家内労働、農業および遠隔地での強制
労働、公共工事への強制的な参加などが挙げられます。
全体の約9割に当たる1,870万人が民間企業や個人によって搾
取されており、その内訳は450万人(全体の22%)が性的搾取、
1,420万人(68%)が経済活動(農業、建設業、製造業、家内労
働)における労働搾取です。また、被害者全体の約4分の1に
あたる550万人が18歳未満であると推定されています。
強制労働の割合が高い地域は、中・南東欧及び独立国家共同
体(CIS:ソビエト社会主義共和国連邦を構成していた15か
国のうちの12か国)とアフリカ。最も低いのは、先進国・EU
諸国です。
ILOは、2005年に出した最初の推計で、強制労働被害者を
1,200万人以上と発表しましたが、今回とは推計方法の変更や
データベースの増加があったため単純には比較できません。現
在ではほとんどの国で強制労働や人身売買等を犯
罪とする法律が整備されているものの、加害者の発見、訴追が
不十分であり、今後はそれらの強化が必要とされます。また、
現在の経済危機はより多くの人々を強制労働に陥る危険にさら
しており、被害者の数が増えないよう注意していく必要があり
ます。
▼△▼寄付をいただきました▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
2012年6月28日~7月25日確認分
ベトナム事業 計¥292,100
・個人 2人
カンボジア事業 計¥500
・Yahoo!募金
●●●会員情報●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
敬称略。2012年6月28日~7月25日に登録の方
※HPへの掲載は省略
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発行人 イーデス・ハンソン 編集担当 宮原朝香