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2020.07.21 更新

【ラオス】サンパンナ村小学校図書館に図書等を寄贈しました

◆寄贈された図書を手に図書館内で写真に収まるサンパンナ村小学校の児童たち

 世界中で、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、ラオスでは現在まで19名の感染者しか確認されていません。(4月11日以降、新規感染者はなし。現在まで亡くなった感染者もなし。)感染防止のガイドラインを守った上で、6月上旬より、国内の学校も再開されています。
 7月6日、自治労三重県本部のご支援で、ビエンチャン都郊外にあるサンパンナ村小学校に併設されている図書館に、児童向け図書、4年生と5年生のラオ語と算数の教科書、文具一式を寄贈しました。ラオスでは、教科書はラオス政府(教育・スポーツ省)から、小学校から高等学校に通う全児童・生徒に配布されます。しかし政府は十分な数の教科書が用意できないため、各学校はすべての児童に配布する分の教科書を受け取ることができません。サンパンナ村小学校では、1年生から3年生までの教科書は必要な数を受け取ることができましたが、4年生と5年生は児童の6割程度の冊数しか配布がありませんでした。これまで2人の生徒が1冊の教科書を使い授業を受けていましたが、教科書が寄贈されたことにより、授業前に図書館から借りて一人1冊を手にしながら授業を受けられるようになりました。

◆パリヤさん

 「物語や漫画本を読むのが好きです。歴史の宿題があったり、友だちと歴史のクイズを出し合ったりするので、時々、歴史の本も読みます。図書館はなくてはならない存在です。」と、 4年生のパリヤさんは笑顔で話してくれました。また、カムポック・ヴィラソン校長は、「図書館への継続的なご支援に、心より御礼申し上げます。2015年に図書館が設立されてから、国内で開かれる学力コンテストで、本校の児童が優秀な成績を修めるようになりました。自治労三重県本部の皆様のご支援により、『子どもたちの力』が伸びていることを実感しています。」と話してくれました。
 自治労三重県本部の皆様、ありがとうございます。ご支援が、ラオスの子どもたちの未来を明るく照らしています。(活動国:ラオス)